快適なマイホーム

HaruNaru掲示板でお友達になった方のお家の新築について、僕の考えをいろいろ書いていましたところ大変好評をいただきましたので、掲示板の内容をそのままこのページに掲載することにしました。掲示板に載せたものを順次こちらへ掲載いたします。 話のつながりがわかりやすいようにご質問いただいた内容も引用させていただいております。 独断と偏見に満ちた僕の考えを聞きたいという奇特な方は掲示板でご質問下さい。知ってる範囲でお答えします。 が、私は建築の専門家ではなく水道屋ですので、そのおつもりで質問して下さい。 大工さんやほかの水道屋さんから怒られそうなことも商売抜きで書きますのでご了承下さい。 あらかじめお断りしています通り私の独断と偏見ですので専門的につっこまれても、また、被害を受けられてもいっさいの補償は出来ませんのであしからず(^^; ではごゆっくりお楽しみ下さい。

目次

     Part1  Part2  Part3  Part4  part5  part6  臨時増刊  part7
     part8  part9  part10  

快適なマイホームPart7

10月15日(木)

さて、 Part1で基礎の話をしましたが、その次は土台とその上に建つ柱の話になるのですが、基礎コンクリートの上に土台と言って通常は10.5センチ角の材木を横に並べてボルトで固定します。 ここまではどこの家も同じです。この後土台の上に柱を立てるのですが、この柱は土台に溝(正確にはホゾ穴)を開けてそこに柱に作ったホゾを差し込んで建てています。今までの在来工法の建物ではここで終わりでしたが、阪神大震災の後この構造が問題となりました。 神戸でたくさんの木造建築の家が倒れてしまいましたが、その原因をご存じでしょうか。 それは地震が縦揺れに入ったときに土台と柱の継手が抜けて浮き上がりその後落ちてくるときに元のホゾ穴に戻らず不均一な力が建物に加わったことでねじれが発生して崩れてしまったと言うことでした。 こうした事故を未然に防ぐために震災後の建物にはこの土台から柱が抜けるのを防ぐための工法がたくさん考え出されました。いろいろな方法がありますが最低でもネジ1本有ればかなり違ってきます。土台と柱をつなぐために1本のネジで止めてあるだけで建物の飛び上がりが防止できると言うわけです。 できれば基礎コンクリートから つながったボルトに柱がつながっているのが最高なのですが、震災からしばらく経っているので、最近ではあまりうるさく言わなくなりましたが一度確認してみるのも良いかもしれません。構造の話の続きは次回にもう少し詳しくしようと思います。

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快適なマイホーム 臨時増刊

こんにちわ。
実は私、NOBさんの『快適なマイホーム講座』のファンなんです。
毎回、楽しみに読ませてもらってます。とても解り易いし。
独立したコーナーを作って欲しいくらいです。


>桜の木さん
私のために始めてくれたけどホントもったいないですよね。
桜の木さんみたいなひとがいてくれて私も心置きなく質問できます(笑)

ねっ、NOBさん。
あんまり解りやすくためになるんで自分のPCにコピーして保存してます。
読んだだけで流してしまうのはもったいない。
桜の木さんの言うようにコーナー作ってほしいですね。

10月15日(木)

このコーナーに隠れファンがいるとは思いませんでした。ますます力がわいてくるというものです。ありがとうございます。また、コピーまでして保存してくださるとは光栄の至りです。さて、花子さんのお宅はどこまで進んでいるのでしょうか。全く見えないのですでに終わっているところに要らぬ情報を与えて混乱を招くと困るなぁと思っているのですが。質問に答えるために話が前後していますが必要な情報を必要なときに手に入れることが大事なので、確立したコーナーにするかどうかは少し考えることにいたしましょう。建物の設備について少し。建物が骨組みの状態から屋根ができて壁ができつつあるタイミングをはかって設備工事が始まります。水道、ガス、電気などほとんど壁や天井それに床下に隠れてしまう工事なのでこのタイミングでするわけですが、ほとんど建物ができていない状態でコンセントの位置や照明器具の位置、また、テレビの位置や洗面台の位置など決めなくてはならないことが山ほど有ります。素人目から見ると全く見当がつかないでしょう。追ってこの辺の詳しい話もしようと思いますが完全な骨組み状態でしかできないもので、有れば便利なものを紹介します。セント ラルクリーナーって聞いたこと有りますか。 たぶん無いと思います。ほとんど街でも見かけないし宣伝もしていませんので仕方有りませんが、実は掃除機なのです。 ご家庭で使っている掃除機の親玉と思っていただければ話が早いと思います。ご家庭で使われている掃除機との違いは、まず掃除機本体を納戸の角や床下に置いておき、それぞれの部屋に配管で吸い込み口を設置します。実際に掃除するときはホースとパイプと掃除用の吸い口を持っていき必要な箇所で吸い込み口にホースを挿せば手元のリモコンで掃除機が動き出し掃除ができるという仕組みです。ホースと吸い口とパイプだけ2セット用意して1階と2階に置いておけば掃除機を持ち歩かなくても良いというわけです。小さなお子さんがいると気になる掃除機からの排気も配管を使って屋外に排出しますので衛生面でも抜群の効果を発揮します。 また、本体を引きずらなくても良いので敷居や柱が傷まずに済みますし。吸引力は家庭用掃除機の比ではありません。 たまったゴミや埃も半年に1回くらい掃除すれば十分なくらいの容量がありますし、なんといっても掃除中の騒音がほとんどなく、掃除中にチャイムが鳴ったり電話が鳴って も聞こえますし、隣の部屋で子供が寝ていても全く気になりません。ここまで見ると良いことづくめですが、家庭用の掃除機とは値段も比べものになりません。工事費を含めて30万から40万くらいはかかるでしょう。家庭用掃除機に換算すると10台分くらいになるでしょうか。我が家にも取り付けましたが、おみさんは大変喜んでおります。設備工事と同じタイミングで工事に入らなければならないので臨時増刊でお届けいたしました。奥さんはほしがるが旦那が渋る、そんな光景が見えてきそうですが・・・よけいなお世話ならごめんなさい。

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快適なマイホームPart6

10月14日(水)

引き続きキッチン情報です。

さて、システムキッチンの値段の差はほとんど全面のパネルの値段です。同じ木目でも合板と本物では天と地ほどの差があります。 まず自分が必要としている機能を取り入れてから予算にあったパネルを選ぶことをおすすめします。キッチンの天板も人工大理石やステンレスなど材質によってかなりの差が出ますのでこれも悩んでしまいます。予算が少ない場合はステンレス製が良いでしょう。一番安くてきれいです、が、工場でしか加工ができないので寸法に限界があります。 人工大理石は現場でつなぐことができるのでかなりの大きさでも天板が一枚につながるので大変美しく仕上がります。ここからそれぞれのパーツについて少し考えてみましょう。シンク。 これはまず1層式か2層式かにわかれます。これには好みがかなり反映します。 業務用の厨房をご覧になったことがあるでしょうか、業務用は実は3層並んでいます。 まず水洗い層、洗剤層、すすぎ層です。こんなレイアウトは一般家庭では無理ですが。溜め洗いをするのか流し洗いをするのかによって変わってきます。 またシンクは広いにこしたことはありませんが主婦の悩みは生ゴミの処理の様です。 シンクの真ん中に排水口が ありその中にゴミ受けがあります。これはいろんなタイプが出ていますがなかなか満足のいくものができていないようです。本来なら水洗いの前に生ゴミを捨てるスペースが欲しいのですが今のところそういった製品はできていないようですし一般的ではないようです。次にコンロ、これは第一にバーナーの数、その次に五徳の材質、調理台との段差の有無などいろいろ条件があります。通常のコンロは幅が60センチのものが主流です。このスペースでは3口が限界ですし。3口全部を合理的に使うことさえ難しいくらいです。一部のメーカーから90センチ幅のコンロが出ていますが、まさに業務用のコンロの様で圧倒されますが使い勝手は抜群です。コンロについている五徳は鋼製と鋳物製が有りますが断然鋳物が良いでしょう耐錆性に優れています。調理台とコンロの段差については各メーカーいろいろと考えているようです。全くフラットになって大きな鍋を滑らすように調理台からコンロへ移動できるタイプもあります。 また、実際に作業してみると下ごしらえで包丁を持つときなどは80センチの高さで楽に作業できるのですが、いざ火を使う調理に入ったとき80センチでは高すぎて鍋をのぞき 込まなければならなかったり、力の入りにくい高さでフライパンを振り上げたりと使いにくさを経験されていませんか。 そんな悩みを解消するためにコンロ部分だけ他の調理台より15センチ低くしたタイプも発売されています。 ただしこのタイプはかなりのスペースが要求されるのでどこの家庭でも付けられる代物ではありません。後はコンロの下に電子レンジやオーブンそれに魚焼き機などを配置するかどうかですがこれも普段の食習慣によるところがお効く一概には言えません。さて次はどんな話をしましょうか、今回はこの辺で。リクエストしていただくと答えやすいので助かります。

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快適なマイホームPart5

NOBさん、いつもありがとうございます。
水道屋さんって、水回り担当なんですよね。システムキッチンなんかも詳しいんですか?
女はやっぱり台所が気になるんです。私のお城ですから(笑)

10月14日(水)

リクエストにお答えして今回はキッチン編です。気になるレイアウトですが、だいたい次のようになるでしょう。まずはI型レイアウト、これはストレートに配置されています。集合住宅などに多い形ですが動線がはっきりしていて決めやすい利点があります。この場合キッチンの向かい側に食器棚や作業スペースが欲しいところです。通路はできれば90センチとれれば2人以上で作業するときに快適です。その次にL型レイアウト。最近ではかなり多く取り入れられています。このレイアウトには最低でも8畳の広さが必要です。真ん中に食卓をおいて一家団欒できるスペースがとれます。この場合壁面にも食器棚などが配置されるので窓や入り口の位置と密接に関係してきます。そして一番贅沢なコの字型レイアウト。 これにはおよそ12畳のスペースが要りますがなんと言っても広々としていますし、場合によってはアイランド調理台(コの字型の真ん中に畳み半畳ほど)を配置すると大変使いやすくなります。大家族やお客様の多い家庭には大変便利です。最近のキッチンは高さが80センチになっています、使う方の身長によっては70センチタイプも選択できますが、レイアウトの自由度が減る 傾向です。さてまず第一に全体の作業の流れを考えます。 買い物にから帰ってきてまず第一に冷蔵庫の前に行って買ってきたものを入れなければなりませんが、このときの位置はさほど気にならないでしょう。冷蔵庫から食品を出して洗い。その次に下ごしらえをして、その後火を使います。 そして配膳です。 この流れが一連の動作でできないとストレスとなるでしょう。つまり冷蔵庫→小さめの調理台→シンク→大きめの調理台→コンロ→配膳台という並びになってこの間の行き来が最短距離であることが望ましいと言えるでしょう。このうち比較的自由な位置に置けるのが冷蔵庫。使い材料を一つずつ出す人はいないので少し離れた場所でも良いでしょう。また、食卓の位置との関係から、ビールやジュースを出すとき、また、食事の後のデザートを出すときなど、食卓との境目に有るのも良いかもしれません。最近よく使う電子レンジやオーブンなどの調理器。これの配置は今までコンロの下が当たり前でした。しかしこれがなかなか使いにくいのはすでにご承知のことと思います。 最近ではアイレベル。つまり目の高さに配置してしまうのが主流となりつつあります。もう一つ最近では必須アイテ ムとなりつつある食器洗浄乾燥機、これは是非付けてもらいましょう。人が洗うより経済的ですし、何より主婦にとっては、洗い物を機械に任せて食後の団らんに参加できるのが何より収穫でしょう。贅沢を言えば別に食器乾燥機も配置すると普段使う食器はこの二つでまかなえることになるので便利です。どちらも位置的にはシンクの隣になりますので熟慮が必要です。システムキッチンについては考慮すべき点があまりにも多いのでとりとめがなくなってきましたが、まず一度ショールームへ足を運んでいただきたいと思います。どのようなレイアウトでどのくらいのスペースが必要かが手に取るように解りますし、キッチンに予定しているスペースを提示すれば無料で設計と見積もりをしてくれます。是非利用してみてください。

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快適なマイホームPart4

NOBさん、おみさんこんばんは。トイレの話も納得しました。
うちの実家がタイル張りで水を流せるようにしてるんですが
良いなぁと思ってましたが考えます。
前は汲み取りでしたが、やっと水洗になります。
子供たちが友達も家に呼べないとずいぶん文句を言ってたんです。

1階には洋式トイレとその手前に小便器を取り付ける予定です。
もちろんウォシュレットは付けたいんですが・・・
2階のトイレは大工さんに嫌がられながらも是非お願いして
つけてもらいました。
いろんな事考えるのって楽しいですよね。
これから迫り来る借金地獄の事は考えないようにしています(笑)

10月11日(日)

 花子さん、ナットクしていただいて何よりです。ちなみにうちのトイレもフローリングです、しかも廊下と一緒。うちのおみさんも最初はイメージがわかなかったようですができてみると案外気に入っているようです。
 タイルを貼って水を流すと建物だけではなく便器自体を取り付けている金具などもさびたり腐ったりして良いことはあまりないのです。
 さて、小便器も付けると言うことですから少しだけ小便器の話をしましょう。あまり広くとれないトイレでは無理があるかもしれませんが、小便器はストール型の小便器にすると大人から子供までみんなが使えます。 朝顔型の小便器にすると子供は届かなかったりするので。それに最初少し投資が必要ですが、自動洗浄にしておくと便利です。
 というのはお客さんが来て酒を飲んでいてトイレを使うとたいがい流さずに出てきます。たかが小便と思うとこれが大変。 便器の底や配管に結晶がこびりついて最後には流れなくなってしまいます。
 便器には大便器、小便器を問わずトラップという構造の部分があります。 大便の方は流さない人はほとんどいませんからさておき。小便器の方は流さない人がいるのでこのトラップの部分が詰まってしまいます。
 最近の便器はこのトラップの部分がはずれるようにできています。是非トラップ部分がはずれるタイプの小便器をおすすめします。
 そうそう、自動洗浄の小便器には電池タイプと家庭電源タイプがありますが。是非家庭電源タイプでしてもらいましょう。 電池が無くなったのに気がつかないと流れないばかりか電池が腐って大変な修理をしなければならなくなります。家のものだけが使う便器はそこまで考えなくても手で押すやつで良いのですが。
 ウォシュレットですが、これはTOTOの商標ですね。INAXではシャワートイレと呼んでいます。 どちらがよいかは好みですが前者は洗浄水が斜め前45度で出てきますが、後者の方は垂直に出てきます。後はスイングしたり前後に動いたりメーカーによってまちまちです。
 さて、45度噴射と垂直噴射の比較では、痔主の方には垂直タイプが受けるようです。 その理由についてはこの場では少し書きづらいネタになりますので、ご要望があれば直接メールいたします。

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快適なマイホームPart3

いつも適切なアドバイスありがとうございます。
お言葉に甘えてフムフムと読ませてもらってます。

うちの前の家は150年は経っていたみたいです。もうぼろぼろで国宝になる前に
崩しちゃいました(笑)なんせ田舎の農家の家ですから今度の家も純和風の
木造建築で、前の家は太郎さんの言うように水回りは別棟だったんですが
今時の若い者は(私も含む)土間なんか嫌で廊下があってフローリングで
雨にぬれなくてもトイレに行けて・・・なんて思ってたら全部同じ家に入ってしまいました(笑)
9月19日に上棟式だったんで、まだ骨組みしかできてません。
土壁も塗るし瓦はずっしり重くのしかかります。

お風呂は人口大理石を候補にあげますね。和風の木造を建ってくれる大工さんは
変わり者(失礼)や頑固そうな人が多いんで妥協してしまうこともあります。反省!!

10月9日(金)

 花子さん 純和風建築いいですね。日本の風土にはなんと言っても和風建築です。特に竹網を組んで土壁を塗るのは長い工期が必要なので今の時代それが出来るというのはかなりの贅沢ですね。ゆっくりじっくり建てて下さい。
 さて今回は、トイレ編です。トイレといえば汚い場所、不浄な場所というイメージが強く、どうしても少し離れた場所にしがちですが、これからの時代はそれでは困ります。出来れば2カ所作りたいものですね、普段みんなが使う便所とお客様用と。
 そこで、お客様用はさておき、普段みんなが使う便所は使いやすさが第一ですできればお年寄りの部屋に近くて段差が無くて広くて手すりが付けられる。というところでしょうか。
 ふつうトイレはそのほかの床より一段低く作ってあり、水を流して洗えるようにタイルなどが貼ってあり土間には排水口がとってあります。
 しかしこれは再三言っているように家が腐ってくる元ですので出来る限りやめておくべきです。特に便所の場合はお風呂と違いいい加減な防水しか出来ていないのがふつうです。
 それよりも床はフローリングなどの暖かみのある材料にして、トイレマットなどを敷くとなお暖かみがあって良いでしょう。トイレマットをまめに洗うことで清潔が保てます。タイル張りの便所は入ったときにかなり冷たく冬場などお年寄りが突然倒れたりする場所のNo.2ですから特に気を使います。
 当然廊下などからはいるときに段差がないのが条件です。出来ればトイレに限らず引き戸が便利です。廊下を歩いているときに突然ドアが開いたり。また、夏場など開け放しておくときに風でドアが閉まることもありませんし。
 以上水洗トイレで洋風腰掛け便器を前提に書きましたが、くみ取り式の場合はほかにも注意点がありますので、必要があればご連絡下さい。小便器については次回と言うことで。

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快適なマイホームPart2

長々と私のために説明いただきありがとうございます。
いろんな専門的なお話役に立ちそうです。

そうかぁ、システムバスがいいんだよねぇ。私もそう思ってたんだけど
工務店の人が作り付けの方が良いっていって設計しちゃったんです。
だからバスはステンレスかホーローかなんて言ってもめてます。
どっちがいいんでしょうね。人それぞれ好みもありますしね。

10月8日(木)

 花子さんこんにちわ。 お風呂の造作にまだ取りかかってないのなら変更は出来ると思いますが・・・在来工法とユニットバスと比べても金額は変わらないかユニットの方が安く出来ると思います。
 それはさておき、ステンレスとホーローの件ですがステンレスはどうしても少し薄っぺらな感じが否めません。 お湯に浸かっていない部分が冷たくて冬には寒い感じがします。
 ホーローは2種類あって鉄板ホーローと鋳物ホーローです。 前者の方はステンレスとあまり変わりが無く薄っぺらな感じで堅いものを落とすと簡単にホーローがはがれます。 後者の方は重厚で肌ざわりも良好でおすすめですが、保温剤がきれいに巻いてないものは湯冷めが早いのが難点です。
 それ以外の材質として人工大理石のお風呂があります。これは重厚感と肌ざわりが鋳物ホーローに近くて優れものです。 また湯が冷めにくくホーローよりも軽いので施工性がよく最近ではよく使われています。耐用年数などが気になりますが今のところ約10年ほど使っているところでも全く問題ありません。 是非候補に入れてみて下さい。

 そうそう、在来工法で風呂を作るとき洗い場の土間の下に空気の層を作ると床が暖かくて快適です。 床暖房という手もありますがお金がついてきません。ウィスキーの瓶など四角い空き瓶を集めてタイルの下地のモルタルの下に敷き詰めます。ガラスブロックを入れる手もありますが少し高くつきます。こうしておくと最初は冷たい床もいったん掛かり湯などでお湯をかけるとしばらく床が暖かく快適に入れます。 もう一つの方法は同じく下地の下にスタイロフォームという発泡スチロールのようなものでそこそこ厚手のものを引くと同じような効果が得られます。 何でも相談に乗ってくれるような大工さんなら一度相談してみて下さい。

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快適なマイホームPart1

うちも今新築中ですんで、相談事あったらNOBさん答えてもらえるのかしら?
お風呂はどんなんにしようか、とか電気温水器の方がいいのかなとか
いま、うちではこんな話題で持ち切りです。

10月8日(木)

 花子さんいらっしゃい。おうちを新築中とのことで楽しみですね。 建てているときが一番楽しいものです。
 じつは我が家も今から2年半ほど前にできたばかりです。そもそも仕事が水道屋なので建築現場はたくさん見てきています。 我が家も自分で設計してから専門家に見直してもらってじっくり建てました。
 特に気を使ったのは水回り。 これは女性にとって一番気になるところですね。それからバリアフリーと言うことです。

 それでは最初に基礎編から。 基礎と言っても建物の基礎のことです。木造建築の場合は本来石の基礎の上に立っていました。 お寺などに行くと石の上に柱が立っているのがわかるでしょう。 これは地面の土から水分を吸収しないために石を使っています。 ところがこのごろは建築基準法で決められていることもあり、コンクリート製の布基礎と言うものを使います。
 これは幅10〜15センチくらい高さが60センチくらいのコンクリートの壁が部屋の形通りに建っているものです。 強度と言う観点から見るとこの基礎の上に土台をアンカーボルトで固定するのですから大変丈夫です。
 ところがコンクリートは水を吸い上げてしまいます。 長雨などが続いたときはコンクリートが水を吸い上げて土台の木材にまで水がしみてきます。そのためにほとんどの建物では基礎と土台の間に防水シートを挟んでいます。この防水シートが有ると無いとでは大きく違います。家が傷む原因の第1は湿気です。 湿気があがらないこと。 雨漏りがしないこと。 水回りの部屋の防水が完全なことが家を長持ちさせる秘訣です。
 上記のような観点からお風呂はできるだけユニットバスをおすすめします。最近ではユニットバスと言っても見栄えの良いものがたくさんできています。各メーカーもかなり力を入れているので必ず要求にあったものが選べると思います。 バリアフリーにも力を入れていますし、何より工期が短くてすみます。 また、在来工法のお風呂に比べて床が暖かく快適ですし 水漏れの心配もありません。 在来工法のお風呂は十分注意して防水をしてもいつの間にかタイルの目地などからひびが入り水がにじみ出して土台を腐らせてしまいます。
Part2をお楽しみに。リクエストもOKです。

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