2002年06月15日(土) [長年日記]
§1 新しい薬
ナルちゃんがしばらく胃の薬を飲み続けることになった。新しい薬はいずれも白い粉状の薬だが、水に溶いて注射器を使って胃ロウから注射器で注入するのだが、一つの粉がまるで片栗粉のように、すぐに沈殿してしまい固まってしまう。
注射器を振りながら気をつけて注入しないと粉が詰まって動かなくなることがあるのでなかなかやっかいだ。
折りもおり、今日突然注射器が動かなくなった。ナルちゃんの胃に入っているチューブの先端で詰まったようである。何をどうやってもビクとも動かない。これは病院へいかないと行けないかと覚悟を決めながらひとまず病院へ電話を入れる。
もちろん困ったときの例の担当医に電話したが、あいにくの留守だった。今日は土曜日、しかもすでに2時前だ。仕方がないので入院していた病棟につないでもらった。
看護婦さんにおみさんが相談すると、今使っている注射器の大きさを訪ねられているようだ。10ccですと答えている。出来るだけ小さいものを訪ねなれている模様で。2.5ccがあると返事している。どうやら細い注射器で試して見ろと言うことだった。
早速おみさんが用意した2.5ccの注射器をナルちゃんのチューブにつけて押してみるが、すぐには動かないので、今度は引いてみた、小さいのであまり引き代が無く、何回か押し引きを繰り返したら、急に軽く押せる瞬間がきた。なんとあっさり詰まりがとれた。
さすが看護婦さん、こういったときの対処方法がちゃんとあるんですね。出来るだけチューブと面積比の少ない注射器で試してみるのがよいことがわかりました。ということは薬の注入時はそこそこ太い目の注射器でしてないと、最初から細いもので詰まってしまったら奥の手が使えなくなると言うことですね。一つ賢くなりました。
しかし何で処方されるのが粉薬なんだ? ほかに適当なのがないのかな?