2002年12月12日(木) ★ [長年日記]
§1 女性専用
ちょっと前の話ですが、安全運転管理者講習に出かけたとき、駅のホームに面白いモノを発見した。「女性専用乗車口」の表示がデカデカとホームに描いてあったのです。
写真にはありませんが京都駅の同じモノには12月2日からの実施と書いてありました。
時間が限定されているので開始時刻前に乗り込んだ人は問題ないのですが、移動途中で女性専用乗車口になってしまうわけです。かといって女性専用車両とは書いておらず非常に紛らわしい状態です。この状況が女性専用車両で痴漢行為という事件を起こしたようです。
ホームに書いてあっても分かりにくいので車両自体に書いておく方が良いと思うのですがいかがでしょうかJR殿。それとも乗車口だけ女性専用で、車両は誰が入っても良いと言う事でしょうか。車両内を移動したら通る事だってあるでしょう。
ただ、最近何でも女性専用とか、女性限定とかが増えています。これを見て優越感に浸っている女性は注意が必要です。守られたり特別扱いされたりすると言う事は、対等に扱われていないと言う裏返しでもあります。よく考えてみてください。
今までさんざん痴漢の被害を訴えているにもかかわらず女性専用車両など出来ませんでした。最近痴漢に間違えられてその後の人生を台無しにされた男性が急増しています。そうした背景があって急遽女性専用車両が出来たと思いませんか。一箇所に集めておけば問題も起こらないしうるさくないという男の都合ではないでしょうか。
つまり、女性を守るためではなかなか動かなかった事も、男性を守るためならすぐに対応がされるという現実をみて何を感じますか。決して女性を守っているのではないと言う事が分かったでしょうか。鉄道会社もこの方が楽だからと言う理由だけだと思います。
このことに対して怒る女性がいない事の方が不思議なのですが、そもそも女性をもてはやす側の思惑は、財布の紐を緩めてほしいからと言うのが世の常ですからご注意を。