2003年08月27日(水) ★ [長年日記]
§1 CSS
僕が使っているMozillaやOperaでは、スタイルシートを自由に外すことが出来る。実際に外してみると実にあっけない表示になる。この日記はスクリプトでも変更できるようにしてあるので、IEなどでも同じことが体験できる。
あっけない表示とはいえ、ブラウザが標準で持っているスタイルシートに基づいて表示されているのだが。スタイルシートを外してみると以外なことが分かる。それはどのブラウザもほとんど同じ表示だと言うことだ。
HTMLを書いてCSSで見栄えを工夫しているとき誰もがブラウザの表示の違いに悪戦苦闘している。でも、実はスタイルシートを外せばほとんど同じ表示なのだ。
これなら何の心配もなくほぼ同じ表示を提供できるので、いったい今までなにをあくせくやっていたのかと愕然としてしまう。
そして、誰もがアンカーの表示を変更している場合が多いけれど、その昔僕がインターネットというモノを知って、初めてNetscape2.0を使ってブラウジングした頃は、背景がグレーで未訪問アンカーがブルーで既訪問アンカーがパープルだったと記憶している。まだまだモデムが主流だったので画像なども本当に必要なモノを少しだけ使っていたというのが関の山だった。
神崎さんのサイトでも触れられていたが、アンカーの表示を工夫するのはよいが、多くの人は未訪問がブルー(#0000FF)で既訪問がパープル(#800080)でアンカーの下にはアンダーラインがあると思っているという行があった。
こういった基本的なことを今なお守るべきかどうかは分からないが、神崎さんのサイトは今なお近い色で表現されていて、案外忠実だったりする。どういった判断でこの色遣いになったのかは知らないが、案外なじみやすいと思われる。まぁ、日本の場合一番気を付けなければならないのが赤もしくは緑を基調としたページを作るときだと思う。日本人の色覚に異常のある人の多くが赤と緑の判別が付きにくいからだ。
tDiaryもテーマを色々変えて見るのも一つの楽しみ方だが、上記のことに気を付けながら作りたいと思っている。また、色覚に異常のある方にスタイルシートを外したり変えたりする手段を与えることは有意義かも知れないですね。