へんこつ日誌

Oral_Top_Anchor
トップ «前の日記(2011年01月25日(火)) 最新 次の日記(2011年01月27日(木))»
RSS feed


ここから本文

2011年01月26日(水) [長年日記]

§1 2足制考

成ちゃんが通っている施設は開所以来2足制になっています。目的はどうなのかというと、たぶん誰もまともに答えられないのではないかと思います。衛生面などを考えているにしても最近は病院が2足制から1足制に変わってきていますから、時代に逆行しているような気がします。

そもそも障害者の施設で2足制を維持すると、履き物を履き替えるということ自体がバリアとなってしまう可能性がある。また、災害時などに出入り口で混雑して避難が遅れる可能性も出てくる。

成ちゃんの場合は抱っこで移動することが多いので送り迎えの時や隣の建物に移動するときなどに介助者が履き物を替えようとするとそれ自体が危険を招く可能性も否定できない。抱っこしながらの履き替え自体が不可能に近い。

では、どうしているかというと暗黙の1足制になってしまっている。実際には2足制が守られていないというのが実情です。

さて、そんな中でも2足制を捨てきれない原因に、利用者が床を這ったり四つんばいで移動したりする事があげられる。こういう場合を考えると2足制を維持して何時も清潔に保っておく必要があるというのも分かります。ところが実体は暗黙の1足制となると。何が問題なのかを洗い出す必要がありますね。1足制か2足制か、どちらが安全で清潔を保ちやすいのかを誰かが検証する必要があるでしょう。何処かに文献でも有るのかなぁ?