2014年04月01日(火) [長年日記]
§1 花見、お好み焼き
西国街道を京都方面へ向かうと円明寺の集落の掛かりに地元では別荘と呼ばれる住宅があります。朝、通りかかったとき綺麗だったので夕方カメラをもって出かけました。
かわらぶきの屋根と、手入れされた庭、その中に小さな米倉が建っていて何とも言えない風情を醸しています。桜にはやっぱり和風の建築が似合いますよね。残念だったのは手前にガードレールがあって、それを写らないようにしようとするとアングルが限られてくることですね。
夕方の日没当たりに数枚撮影しましたが、上手く撮れたかどうか、桜は少しの風で揺れるのでなかなか難しい被写体ですね。いくつかアングルを変えて撮影した後、子どもたちとの想い出の場所へ。
円明寺の集落を過ぎて長岡京市に入ったところ、小泉川沿いの桜が満開でした。ココは想い出の場所なので多分毎年来るんだろうな。そんなことを考えながらの花見でした。
今年は何だか散り方がおかしい。まるで椿が散るように、花が萼からポトリと落ちている、それも無数に。どうやら雀の仕業らしいのですが、食べるものがないと桜の花の根元の密を吸うために花をついばんで蜜を吸ったら捨てるという事だそうです。ちょっと異様な感じですが、今年はあちこちで見受けられるようですね。
桜を満喫した後はお好み焼きが食べたいと言うことで移動、さて、何処へ行こうかと。いつも贔屓にしていたお好み焼き屋さんがやめてしまわれて、ココというお店が見つからないまま。お好み焼き屋さんはいくつもあるんですけどね。そんな中、ずいぶん昔に良く行った長岡中学校の並びにあるお好み焼き屋さん「きた」へ行きました。
カンバンは破れてるわ、薄暗いわ。普通ならちょっと入るのをためらう感じだと思うのですが、それでも常連さんはいるのです。僕が行くのは30年ぶりぐらいかなぁ。相変わらず口達者なおばちゃんは健在でした。
僕たちが入る前に一組のお客さんがいて、おばちゃんも昔と違っていっぺんにたくさんのことは出来ないので、順番待ち状態。おみさん曰く入ってからお好み焼きが食べられるまでに50分かかったそうです。今時のお好み焼きと違ってひとつがデカイ。味はまぁまぁ安定しております。おばちゃん自慢の大根のぬか漬けがたっぷり出てきて、帰りには残った漬け物をお持ち帰り。食後はコーヒーが付いてくる相変わらずのサービス振りでした。
またゆっくり時間のあるときに、おばちゃんが元気な間に行きたいですね。昔話に花が咲いて楽しいひとときでした。