2000年03月14日(火) [長年日記]
§1 福祉医療証
我が家は子どもたちが福祉医療証の交付をうけていて、保健医療の自己負担分を府が補填してくれる。 ありがたいことである。
が、その申請でおかしな事があった。
地元の町役場に申請するのだが、前回の申請時、申請書に書いた金融機関とは違うところに振込があった。 振込先の口座からは子どもたちの学校の給食費を引き落としているので間違えられると困るのである。
この件は大目に見るとして。今回の申請時に、前回間違いがあったから今回は注意してくれと頼んでおいた。 ところが次の日電話が入り、「こちらに登録されている金融機関と申請書の金融機関が違うが、どちらにしますか」などと聴いてきたのである。
私は役場に対して金融機関の登録などした覚えがない!
ましてや前回振り込まれた金融機関は、その2件とも違う別の金融機関であった。いったいどうなっているのかと聴いてみた。
何か他の件で登録された金融機関に振り込まれたのではないかとおっしゃるではないか。 先ほども言ったように役場に対して金融機関の登録などした覚えがないのである。 何かの申請をする度に金融機関名と支店名預金種別口座番号口座名義人を記入して申請してはいるが、それを登録と言っているのだろうか。
子どもたちのこともあっていろいろ補助金をいただいているが、補助金の種類によって受取人が違う。親に対する補助金は私の名義だが、子どもたちに対する補助金は子どもたち本人名義でないと受け取れないのである。すなわち申請のたびに金融機関の情報を記入しなければならないわけである。
何のために申請書ごとにいちいち金融機関情報を書かせているのかと言うことである。
こんな場合当然申請書通りの金融機関へ振り込むのが当然であるはずだが、そうなっていない。
即ち、今までの申請書のたぐいからボクの個人情報を勝手に登録して無断で使用していることになる。これは個人情報の無断不正使用ではないのだろうか。 こんな事が役場で日頃から当たり前のように行われているとなると、他の個人情報まで心配になってくる。
役場と言うところは、住民の所得や戸籍謄本など重要な個人情報を扱っている機関である。これからますます広がるであろうネットワーク全盛時代に向けて、こんな管理体制で果たして大丈夫だろうか、今回の件でも申請書の用件が終われば私の個人情報は不要になるはずである。それを自分たちの仕事の利便性のみを考慮してあらゆる情報をデータとして持っているわけである。
何時どんな拍子に外部に漏れるとも限らないわけだから、もう少し慎重に扱って欲しいと思う。
セキュリティポリシーを確立した上で職員の教育につとめていただきたい、今回の件では少し突っ込んで見ようかどうか思案中である。