2002年03月29日(金) [長年日記]
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§1 懐かしの長編映画
今週、NHK衛星第2で懐かしの長編映画が放映されている。「風邪と共に去りぬ」「ベン・ハー」「アラビアのロレンス」「サウンド・オブ・ミュージック」等々、豪華版である。今夜は「テス」が放映される予定だ。
どれもこれもかなりの長編なので、民放なんかだと2週に分けて放映するような場合が多い。その昔、高校生だった頃、テレビでの映画放映が全盛期だったようで、各曜日に必ず1つは映画放映があった。よく見たものだ。
この時期、各民放は特別番組の時期。これは野球放送が始まるためのシフトの時期と考えて良い。そして、この時期魅力ある映画が放映される時期でもある。ちなみに今夜は「ダイハード3」明日は「Xファイル」など目白押しだ。
そんな折り、昨日の深夜テレビを付けていると、無声映画が放映されていた。何気なしに見ていると、それはまさしく「ベン・ハー」であった。実は「ベン・ハー」は劇場で見ている数少ない映画、その当時最新の70ミリワイドスクリーンだったと思う。それをつい最近見たばかりで、今度は無声映画版と来た。何かの偶然だろうか。
無声映画版の「ベン・ハー」少し見ていたが、当然の話だが物語はまったく同じ。ただ女優の化粧が時代を反映していた。括弁師が女性で、全部の声役を一人でやっているのでなんだか違和感があった。いっそのこと無声のまま字幕だけの方がじっくり見られる感じがした。
新しい方の「ベン・ハー」は主演がチャールトン・ヘストン。「サルの惑星」でも有名です。彼は全米ライフル協会の会長で、一時期銃撃事件が多かった頃に国会に提出された「銃規制法」に反対した張本人です。そして彼が「ベン・ハー」で演じていたのがユダヤ人の役。別に関係のない話なんですがね。