へんこつ日誌

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2003年01月11日(土) お雑煮 [長年日記]

§1 犬気圏

http://www.ne.jp/asahi/books/inugami/kiken/p0301.html#d030108

で、雑煮の特集(謎)をしているので、少し乗ってみた。

京都の雑煮は白味噌仕立てで、具には、大根、里芋、人参、油揚げなどが入り、花かつをを振りかけて頂くのが庶民の雑煮です。

たまたま皇室の雑煮を見る機会があり驚いたのが、今でも京都の雑煮と変わらない雑煮を食しておられると言う事です。

白味噌仕立てと茹でた丸餅は御所の時代から変わらず。大根は鏡大根といって、満月状(鏡の型どり)に切りそろえ、里芋は鶴の形に切るそうです。最後に花かつをを振りかけて頂くのも同じです。

ココまでは庶民と同じですが、これ以外の具として、アワビとナマコが入るそうです。当時は庶民の口にはいるような物ではなかったので、庶民は人参や油揚げで代用したのでしょう。

皇室は現在東京にあり、東京ではすまし汁の焼いた切り餅が主流のようですが、皇室だけは京都から遷都していった、まさに異文化圏のようですね。