へんこつ日誌

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2006年11月18日(土) [長年日記]

§1 ロングワイヤをさらに延長

全長は60メートルぐらいになっただろうか。果たして長ければ長いほど良いのかというとあまり良くわからない。先端は適当に引っかけてあるし。絶縁もいい加減だからいったいどれくらいがアンテナとしてちゃんと働いているかが不明である。そんな中アナライザでテストしてもまったく意味がないというか、1.9MHz付近でSWRが勝手に良くなるわけがない(^^;

で、取り敢えず無線機に繋いで無線機に内蔵しているアンテナチューナの威力を試すことにしました。本来はSWRが1:3以下に落ちたくらいのアンテナを繋いで最後の調整をチューナに任せるといった使い方をするのが本来の使い方だと思う。適当な長さのロングワイヤのマッチングを取るのはもっと大がかりなアンテナチューナが必要なのが通常だ。

ものは試しと全てのバンドで試してみたら16年以上前のマシンとは言え当時の最高級機だけあって素晴らしい性能を発揮してくれました。全てのバンドでちゃんとチューニングがとれてSWRが1:1.1以下の落ちつきます。ただ肝心の1.9MHzは1:1.2ぐらいでしたが充分実用に耐えうる値です。まさかこれほどまでの性能を持っているとは思いませんでした。いくつかのバンドで断続的に電波を出すとチューニングが破綻する場面がありましたが、バンド毎にチューニングの結果をプリセットしていったら充分に使えそうです。

よくよく見れば愛機IC-780にはエレキー内蔵、プリアンプ内蔵、アッテネータ内蔵、マイクコンプレッサ内蔵、各種フィルタフル装備と言うことありません。最近のデジタルシグナルプロセッサは流石にありませんが、これ以上求めるのはこのマシンに失礼でしょう。10数年間ほったらかしにしておいていきなり電源を入れてもまったく10数年前と同じように動くのもすごいことですね。

本題に戻って1.9MHzでのSWRの落ちがイマイチだったのでそもそも1.9MHzで同調を取るためにチューナが求める最も短い値の25メートル付近の長さでもう一度試してみる価値がありそうです。延ばしたり縮めたりなかなか大変ですが、今のままだとハイバンドでTVIやアンプIが出ているし、最高出力にするとテレビが見られなくなるのでもう少し同調しやすい点を見つけた方が良いようです。まだまだ道のりは長そうです。