へんこつ日誌

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2009年03月09日(月) [長年日記]

§1 撮影スタイルに合わせた雲台

どうも接写で上手くピンが来ない感じというのは、実は微妙にぶれているのかも知れないですね。一眼レフの場合シャッターやミラーの動きだけでも微妙にぶれるようですからね。最近のフォーカルプレーンシャッターは幕速を稼ぐのに縦に走る者が多いようで、ミラーの動きと相まって振動が増幅することも有るかも知れないですね。上手く打ち消すようになればいいのですが。

こういう時のためにライブビューという手段があって、この時はミラーアップしているので、シャッターだけの振動になるわけですが、これでも振動は起きていると思うので、丈夫な三脚とか、振動に影響されない雲台とかが必要になってくると思うのです。

さて、接写となると三脚は頑丈な方が安定するのは理解できたとしても、雲台ばかりは頑丈だけでは使えないことがよく解りました。特に超接写の場合は微調整のためにスライドする雲台が必須ですね。kenkoのスライダーやベルボンのマグスラーだーなどが有るのですが、見た目ではkenkoの方が振動に強そうな感じがします。

画角を決めるのも自由雲台では話にならないし、3way雲台でも微調整は難しいでしょう。こう言うときは微動雲台というモノにするのか、それともギア駆動の雲台にするかですよね。微動雲台はそもそも天体望遠鏡のために開発されたモノが多いようです。マンフロットのギア式雲台だけは通常のカメラ用に設計されている感じです。超接写用の環境を徐々に揃えたいと思います。

これまでいろいろやってきて、雲台をスタイルに合わせて変えないと上手く撮影が出来ないということがよく解りました。動きのあるモノや、普段の撮影では自由雲台は便利だし、3way雲台でも同程度でしょう。持ち運びには自由雲台かも知れません。

風景などの水平出しを要求されるような場面ではなんと言っても3way雲台が良いんじゃないかと思います。接写の時はギア駆動の雲台がベストでしょう。全部揃えるのは無理でもギア式の雲台は接写には非常に有利ですね。ただ、マンフロットの製品はどれもクイックシューが付いていて、クイックシューのない製品が選べないのが難点です。出来れば選べるようにして欲しいですね。