2012年09月14日(金) [長年日記]
§1 EYE-FIとFlashAir
最初に気になって買ったのがEye-Fiカードでした。自宅のパソコンにUSB経由で差し込んだら、アプリのインストールから始まって、カードの設定が終わるまで比較的簡単でした。自分のパソコンへの転送先フォルダなどを設定しておくと、カードを入れたカメラで撮影したら、直後に自分のパソコンにアップされます。
出先から帰ってきたときも、カメラの電源を入れるだけで即座に転送が開始されて、ケーブルの接続や、カードの抜き差しといった面倒なことをすることなく自宅のパソコンに取り込めるので、非常に便利です。
出先でのスマートフォンやPDAなどにもダイレクトモードで転送できますが、撮影した写真全部がアップされてしまうので、便利かどうか判断が分かれるところです。出先ではカメラの中の気に入った画像だけをスマートフォンやPDAに取り込んで、Web日記にアップしたり、写真共有サイトにアップしたりしたいものですね。そう言う意味ではちょっと不便。
こういうときに便利なのがFlashAirの方じゃないかと思います。こちらのカードも最初はパソコンにつないで、アクセスポイントのセキュリティ設定だけ済ませれば、後は簡単に使えます。FlashAirはカード自体がアクセスポイントになるのはEye-Fiのダイレクトモードをよく似ているけれど、FlashAirはWebサーバーになって、他からのアクセスに対応するのが、ちょっと違うところだと思います。
スマートフォンやPDAからは通常のアクセスポイントを探す要領で、FlashAirカードを探して、アクセス設定したら、ブラウザなどで決められたアドレスにアクセスすると写真の一覧が見えるという仕組みです。その後は好きなようにダウンロードして利用することが出来ます。ただ一覧して楽しむだけという使い方も可能ですね。
閲覧したときに、気に入った写真だけを自分の端末に取り込んで、好きなように使えます。自宅のパソコンからでも、FlashAirに接続すれば写真の取り込みが簡単に出来ます。
こうして2つのカードの特徴を見てみると、撮った写真は全部パソコンに保存して楽しみたいという方には、EyeFiが便利でしょう。撮影した写真の中から数枚を選んで使いたいという方にはFlashAirが便利でしょう。
我が家ではおみさんのカメラにEye-Fiを僕のカメラにFlashAirを入れてます。仕事場で使うカメラは全てEye-Fiです。うまく両方の機能を使い分けられる新しいカードの出現もあるかもしれませんが、今はこの2つがハッキリ棲み分けが出来ていて良いんじゃないかと思います。