2015年01月14日(水) [長年日記]
§1 漏水調査
毎月もしくは隔月の使用水量の検針の際、検針員が漏水を見つけて顧客に通知します。「どこかで水が漏れているようなので指定工事店に見てもらって下さい。」お客さんは大慌て、まるで事件でも起きたような勢いで電話してこられます。
先ず1番に疑うのはトイレです。タンクの中の器具が不具合を起こして漏れていても便器に流れてしまうので気がつきにくいんですね。タンクの蓋を少しずらして見ればすぐに分かるので、それで見つかればラッキーです。
次に疑うのが、全自動洗濯機と食器洗い機です。この二つは電磁弁という独自の弁を持っていて、磁石の力で開閉しています。この電磁弁の止水が甘くなっていて漏れている場合が有るので、器具の元栓を止めてみます。それでも止まらないと、いよいよ本格的に調査をします。
音聴棒という器具を使って、家の中にある全ての水栓に当てて音を聴きます。漏水していると音が聞こえるのですが、どの水栓に一番近い音かを判断して漏水箇所を特定します。でも、全ての漏水で音が聞こえるとは限りません。音も無く多量に漏れていることもよくあります。
ここまでして分からないと、後は物理的に切り離しながら場所を絞っていく方法と、漏水調査専門会社に依頼して探してもらうかです。経験上、物理的に切り離しながら追い詰めていくよりも調査会社に依頼した方が安い場合が多いです。
今回のケースでも調査会社に依頼しました。プロはさすがに持っている道具が違います。その名も「ノイズカット漏水探知機」です。100万円ぐらいする道具ですが、地面の上から音を拾うわけですが、もう一つ大事な道具があるのですが、こちらは企業秘密と言うことで、ここでは言えませんがなるほどというやり方で、漏水音を強調するわけですね。今回一緒に音を聴かせてもらって本命の漏水箇所の音というものを体験してきました。
今回修理したお宅は普段5000円ぐらいの使用料のところ今月は40000円を超えておりました。8倍ですね。これほど漏れていると少々高くついても修理した方が得です。原因はビニル管継手の抜けによる漏れでした。それにしても毎分400ミリリットルほど漏れているのに音がしないこともあるのですね。
漏水原因については長くなるので割愛です(笑)
7万円払ったことあります(^^;<br>初回の事故ってことで救済されましたが、ビックリしました。
善意の管理者には救済が有るべきですね。地下で漏れていたら普通では見つけられませんからね。