2000年02月21日(月) [長年日記]
_ 昨日機嫌の悪かったナルちゃん。
夕方くらいから泣くときに時々 足を曲げてきていつもはしない動作をするのがとても気になりました。 どうしたんだろう、これはただ機嫌が悪いだけではない、どこかが痛い、辛いと訴えていると判断しました。 どうやらお腹が痛いらしい...またイレウスかも...一昨年、腸の動きが止まってお腹がパンパンに張って入院したときのことを思い出しました。 でも今回はあのときほどお腹は張ってはいませんでしたが少し張り気味。お腹に悪いモノが停滞しているとしたら出さなければならないので浣腸をしましたがあまり効果はありませんでした。 かえって腹圧が上がり嘔吐する始末... お腹をマッサージしたり、温めたり、チューブから注射器を使って飲み過ぎた空気を吸い出したり... なんとか一晩寝たら治まるかと思ったのですが 結局ウトウトするものの、一晩中泣き続けました。 抱っこしたり、マッサージしたりしてこちらも一睡もできませんでした。 夜中に、「この調子じゃ、明日は病院へ行かなくちゃ...でも私がもつかなぁ...。」とボーっとした頭で考えていました。。 夜が明けるとナルちゃんの熱は39.2度に!解熱剤を使い、熱が下がってくると グズグズ言うのも治まってきて病院へ行く頃にはグッスリ眠っていました。 診察ではやはり風邪でお腹の蠕動運動が悪くなっているようでした。血液検査では炎症反応は問題ないし、肺炎の心配は無しでした。 点滴をしてもらい、風邪とお腹の薬を処方してもらいました。 なんとか落ち着いてホッと一安心ですが、辛かったんだろうなぁと思うと とても悲しくなりました。 いつも泣けば機嫌が悪いと片づけがちの私。でも、「しんどいよー。」と訴えていたんです。 一言、「おなか」とか「いたい」とか口で伝えることができたらどんなに良いだろうといつもながらにつくづく思います。痛みが治まって静かに眠っている顔を眺めていると この子から少しでも辛いこと、例えばチューブから解放させてあげたいとか、緊張の苦しみをとってあげたいとか、強く思います。 口で訴えられない子に痛みを与えるなんてこの世には神も仏もない!