2000年06月25日(日) [長年日記]
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_ ・・・お別れ
親戚のおばあさんが亡くなられたと連絡があり家族そろってお悔やみに伺いました。 病院からご自分のお家に帰られて畳の上で静かに横たわっておられるおばあさん。 お顔は薄化粧をされていて とてもきれいでした。 入院中は長らくご無沙汰してしまった私たち... お元気だった頃をあれこれ思い出し懐かしい気持ちと淋しい気持ちとが入り交じりました。
私も、悲しいお別れをたびたびしなければならない年齢になり、よくよく周りを見るとすっかり昔とは顔ぶれが変わったなぁとしみじみ感じます。 小さい頃当たり前にいつもそばにいてくれたおじいちゃんとおばあちゃん、そしてこれから大人同士の話ができると思っていた父との別れ...。でも亡くなった人って、消えてなくなるって言うより、どこか遠くへ行ってしまった...と言う感じが強くて きっとそうなんだと私は思っています。 いつしか私には2人の娘が生まれ、弟にもお嫁さんが来て そして姪っ子が生まれ... 命の炎が燃え尽きたとき、また、命が生まれたときに遭遇すると、人はいったいどこから来てどこへいってしまうのかなぁと不思議でしかたありません。