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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2001年02月17日(土) [長年日記]

_ [成ちゃん] 腸閉塞で入院

昨日からお腹が張り始めたナルちゃん...。朝方になって だんだんと泣き方が激しくお腹の張りも強くなり 嘔吐をし始めました。何度も何度も吐き気がおそってきます。そのたびに私は恐怖に似た感覚に陥ります。唇を切って嘔吐と共に真っ赤な血が口元に付いているのを見たときは 吐血したのかと勘違いして私の血の気が引いたほど...。夫も私たちの部屋に来てくれて様子を見てくれ、寝た姿勢になるとお腹が圧迫されて嘔吐に繋がるので お布団にくるまりながらナルちゃんを抱っこして夜が明けるのを待ちました。朝5時頃、とりあえずかかりつけの病院へ電話してみましたが レントゲンや検査がこの時間では出来ないので 診察時間まで待ってくださいとのこと。もどかしい待ち時間...。この間にハルちゃんを見てもらう人をお願いし、出かける準備、プラス最低限の入院準備もして病院へ。レントゲン写真を見るなり先生は「完全なイレウス(腸閉塞)やね。この状態で帰す医者はいないですよ。」と言われ覚悟していたとおりの入院となってしまいました。診察の後、採血、レントゲン、エコー、CT。どれも必要な検査なのでしょうが弱っているナルちゃんにとってはあれこれされてかなり疲れたことと思います。昨日のお昼から栄養がとれていないので早く点滴をしてあげてほしくて そう言ってもなかなかすぐにはしてもらえませんでした。一刻を争う処置ではないのでしょうが 親としては一刻も早く点滴でもして楽な状態に近づけてあげたいと思ったのです。ようやく点滴もしてもらって ベッドに落ち着けたかと思ったら次は 造影剤を使ってイレウス菅の挿入とのこと。つまり造影剤で確認しながら鼻からチューブを十二指腸まで到達させてガスや分泌液を抜いて減圧をするとのことでした。このイレウス菅は蠕動運動をしていればどんどん腸の奥へと進んでいって減圧をするのだそうです。この処置をするために睡眠処置をされましたが浅い眠りらしくチューブを入れた後のナルちゃんは泣き疲れてやっと泣きやんだと言ったような表情でした。先生も「これはちょっと辛い処置なのですよ。」と言われ 切なくなりました。でもこれで張ったお腹は少しづつ楽になるのでしょう...。辛いけどナルちゃんと一緒に我慢しなければ...。部屋に戻って今度は導尿のカテーテル...いつになったら今日が終わるのだろうと思うくらいいろんな事をしました...。熱は37.9度...。