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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2001年05月18日(金) [長年日記]

_ [成ちゃん] 大丈夫だった〜!

昨夜、入院してからはそれはそれは、苦しみました。お腹はパンパンに膨れあがり、時々ひどく痛むらしくて 叫びに近い泣き声をあげます。そして腹圧で嘔吐...。ちょっとでも楽になるようにと、胃内の空気や液を注射器で吸い出します。じっとナルちゃんの表情やお腹の様子を伺いながら長い時間が過ぎていきました。時々グルグルとお腹の音が聞こえ、そのたびに痛むらしく激しく泣いていました。お腹の張りが改善してきたのは3時頃でした。激しく泣いているとお腹がグルグル鳴り、オナラが出ました。このまま続いてどんどん出てくれればなんとかなりそうな気がしました。のぞみ通り、20分おきくらいに快調にオナラが出始め、朝の6時くらいにはお腹の張りはほとんど治まったのでした...。あぁ、よかった...。よって例のイレウス菅も免れたのでした。先生方や看護婦さんたちも「よかったねー!」と言って下さいました。

昨夜、苦しむナルちゃんを見る私は「これからどうなるのだろう..。」と不安でいっぱいでした。でも私が不安でいっぱいだと、ナルちゃんはもっと不安になってしまうだろうと思い、なんとか気持ちを立て直して「大丈夫!、大丈夫やから!」と自分とナルちゃんに言い聞かせていました。

_ 「大丈夫!」という言葉..

なんか、最近、耳にしたような、なんだったかなぁ...?と考えているうちに思い出しました。日曜日ロードショーで見た「ザ・ワイルド」と言う映画の中で頻繁に出てきたのが「大丈夫!」と同じ意味合いの台詞でした。主役のアンソニーホプキンスら一行がアラスカの秘境で遭難し次々襲いかかる困難を乗り越えて生き抜こうとする姿を描いた映画だったのですが 結局は絶対に生きて帰れると信じていたアンソニーホプキンスだけが生きて帰れたのでした。彼は常に、「大丈夫」とか「生きて帰るんだ!」と言う言葉を口にしていたのでした。

こんな時に映画のことなど思い出す私って、結構のんきなのかもしれませんが、でもあの映画の一番大事なポイントはそこだったんだ!などと教訓めいたことを思ったりしていました。

でもやっぱり物事って、「思ったようになる」ってこと、ありますよね〜。難しいことですが気持ちの持ち方って大事ですね。