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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2001年07月03日(火) [長年日記]

_ 江村さん

今日の「徹子の部屋」は大阪府高槻市の元市長の江村利雄さん。江村さんは2年前に奥様の痴呆症の介護をするために任期半ばで辞任されました。それからは江村さんの献身的な介護の甲斐あって 奥様の痴呆はよくなりご自分でお箸で食事が出来るようになったり 冗談を仰るまでになられたそうです。やはり 奥様にとっては 一番安心し信頼できる旦那様がそばにいて下さることで心が安定することが良かったのでしょう。江村さんの意欲的な試みは素晴らしいと思いました。良いと思うことは何でもチャレンジ!我が家の子どもにとってもそれは同じです。がんばらねばなぁ〜と、思わず力が入りました。江村さんのお話はまぁこんなところでおわるのかと思いきや、残念な続きがありました。それは 奥様がショートステイ中に食事を喉に詰まらせて心肺停止となり 現在は寝たきりとのこと...。ここまで努力の積み重ねで奥様の状態を良くされてきたのになんて事...。最初にショートステイ先から「心肺停止です。」と言われたときは「?心配停止?」と思われたほど、思いもかけない事だったんでしょう。徹子さんが「施設の中だと 慌てて食べなければいけないと思われたのでしょうかねぇ。」と言われていました。「一から出直しです。」と言われましたがその胸の内はどんな思いが渦巻いていたのでしょう...。施設にしろ、個人が介護する場合にしろ、介護される人がどんな気持ちでおられるのか、しっかり把握するために親身に関わらなければいけないのでしょうね。そのような事を最後に言われた江村さんの胸の奥の思いが少しだけでわかったような気がしました。江村さんは徳間書店から「夫のかわりはおりまへん」を出されています。