2001年08月08日(水) [長年日記]
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_ 小児科...
小児科定期診察。病院への道、京大の農場には梨の赤ちゃん。道ばたの栗の木には栗の赤ちゃん、柿の赤ちゃん。なんにも変化がないように感じる時も そろそろと季節は移り変わろうとしているのですね。いつもまわりの植物にそれを教えてもらっていて 一番鈍感なのは人間かもしれません。
小児科の縮小傾向は 私たちの場合は恵まれていてそれを実感することはないのですが 地域によっては深刻な問題のようです。小児科は相手が子どもだけに何かと手がかかるわりにはもうからない、勤務が厳しい。小児救急ともなればなおさら状況は悪いようです。夜中の救急診療にもかかわらず、100人余りの診察を一人の医者が行わなければならず、患者の待ち時間は2時間!と言うケースもあるようです。施設の減少、小児科医の減少、また患者側にも安易な時間外診察の利用もあるのかもしれません。それにしても 救急で2時間待ちでは困ります...。なんとか小児科医の勤務環境を整備して、親が安心できる体制を整えて欲しいものです。