2002年03月01日(金) [長年日記]
_ すてきレシピに想う
栗原はるみさんの「すてきレシピ春号」の発売日。なんとなく3カ月に1回のこの日は楽しみになってしまっています。前号は12月1日で入院まっただ中で、病室でパラパラとページをめくり「早く家に帰ってこんなお料理がしたいなぁ。」とおいしそうなお料理に思いを巡らせていました。特に味噌造りのレシピには興味を惹き、今まで実家で祖母や母の手によって味噌が手作りされてきていたのに 私は全く興味も持たず、今頃になって「あ、家でお味噌ができるんや。」と改めて気が付いたと言うか、思い出したのでした。
なんとなく市販のお味噌では満足しきれず、いつも実家の独特の風味があるお味噌の味を求めている私。「それなら自分で作ろう!」などと思い始め、また栗原さんのレシピを見るとそう思わせるほど作り方は「簡単」。となればとにかく早く帰りたくてたまらない気持がさらに大きくなったのでした。実際、退院した今、お味噌造りには少々暖かすぎて時期を逃してしまったようです。ではまた来年ってことで..。
さて、No、23にもなった「すてきレシピ」ですが 私が持っているのはNo、4から毎号欠かさずですが 残念ながらNo、1,2,3,は在庫切れなのだそうでバックナンバーも手に入りませんでした。このように書いていると私はものすごい「はるみフェチ」のようですが そうでもなく ごく普通の一ファンです。
でもやはりその魅力は毎号の「すてきレシピ」を見ているとあふれています。毎日の家庭料理、しつらい、くらしをどのように捉えて取り組んでいけば それが義務感や仕事としてだけでなく 楽しみになり豊かな暮らしに結びついていくのか、そう言うことを思い出させてもらったり気付かせてもらったり..。それが私がこの本にも栗原さんにも惹かれるワケなのだと思います。
特に巻頭のエッセイには毎号、「うんうん」とうなずくことばかりです。忙しくて 戸惑うことも多い毎日の暮らしですが 重苦しい顔をしていても同じ時間は流れていきます。どうせ同じ時間を過ごすならば 笑って楽しんで過ごしていきたい、生きていきたい..そう思います。