2014年11月14日(金) [長年日記]
_ [はるなる]懐かしい匂いと光景と思い出と
京都府立向日が丘支援学校へ。 春ちゃん成ちゃんがそれぞれ、小・中・高の12年間通いました。 2人は三歳違いだから 私と夫は15年間、送り迎えをしてきました。
今日は文化祭。 中学部のステージ発表を見てきました。 娘たちが亡くなってから行事に訪れるのは初めて。 校内に足を踏み入れるにはとても勇気が要って、しかも生徒さん達が頑張っている様子をまともに見られるかはとても自信がありませんでした。
でもお世話になった先生にも会いたいし、生徒さん達の頑張る様子も讃えたいし・・ 思い切って夫と出かけました。
ステージはとても愉快で堂々と楽しんで演技しているみんながとても頼もしかった。
しかし、しかし。 やっぱり、体育館まで歩く教室横の池の風景、廊下、匂い・・ 娘が亡くなって以来ですから懐かしく、切なすぎる。
そして目はステージのみんなを見ているけれど 頭は娘がステージ発表したときのこと、文化祭のこと、学校で過ごした日々が巡って、意識と違うところで ボロボロ勝手に涙がこぼれて止まりませんでした。
大勢の生徒さん達に混じって娘がいるような、見えたようなそんな気がしました。
帰り際にお世話になった先生にご挨拶できました。 先生はプライベートなことも含めてとてもお忙しそうでしたが、こんなにすてきな生徒さん達に囲まれているからこそ、きっと大変なことがあってもがんばれるんですね。 私が言わなくても充分頑張っておられるけれど、あえて「体に気をつけて!応援してるよ!」の祈りを込めて「がんばって!」と言ってきました。 「がんばって」は祈りの言葉です。
やっぱり、どこから涙は出てくるんだろうと思うくらい泣けましたが、みんなが頑張っているステキな姿を見ることができて嬉しかったです。 どうか、この子達の未来がそれぞれに良いように開けていきますようにと心から願って文化祭を後にしました。
・・・私もまたほんの半歩でも前進できたかなぁ・・ 今日出会ったみんなにありがとう♪