2016年02月14日(日) [長年日記]
_ [はるなる]林 ともこさんの【『あ〜ちゃんの虹』出版3周年記念講演】♡バレンタイン企画♡
6歳で虹を架けて旅立った娘『あ〜ちゃん』こと明音と伝える命のメッセージ。
明音ちゃんのムービーから始まりました。
がんばって講演をしてくれるこんともちゃん(林ともこさん)の前でメソメソしていては申し訳ないという気合いで臨みましたが、可愛い明音ちゃんの様子と入院の様子、手術のことを画像で見せてもらうと 明音ちゃんが我が子に見えて涙があとからあとから溢れて止まらなくなりました。
でも、ムービーの後のこんともちゃんのお話しは集中して、時々、うるっとなりながらも気を取り直しながらしっかり聴かせていただきました。
こんともちゃんの とてもわかりやすい言葉で、あたたかい笑顔、しなやかな手の表情・・
そして、あ~ちゃんから教えてもらったことをしっかり伝えたいという熱い想いがしっかり伝わってきました。
かけがえのない当たり前の日常がいかにありがたいことなのか、生かしてもらっていることが宝物であるということ、今日という日は奇跡の積み重ねの上に成り立っているということ・・。
明日はどうなっているかわからない、だから、伝えたい言葉は自分の生の言葉で、今日、伝えよう・・。
私たちも娘たちから教えてもらったことだと共感しました。
子どもを亡くして時間が経ち、だんだん元気に過ごせるようになってきた私たちだけれど、まだまだです。
すぐ泣いてしまう・・・。
「泣いたら天国で心配するよ・・」 よく言われてきました。
そうだな・・と思ってきました。
でも。
こんともちゃんはある人に言われた言葉を教えてくださいました。
「悲しんでも、泣いても、ボロボロになっても、どんな姿になっても空からは優しく見守ってくれていますよ。」
それを聴かせてもらって、 「あぁ、空の人達はなんて優しいんだろう。 そうだったらなんて嬉しくてありがたいんだろう、『素』の自分でいてもいいんだね。」
そう思うことができ、楽になれたような気がしました。
それから。
「グリーフ」って言う言葉を使いながら教えてもらいました。
今もまだまだ悲しみのスイッチが入ります。
ちょっとしたことで。
こんともちゃんが言われた「干した洗濯ものを見て・・」
とてもよくわかりました。
娘の洗濯ものが無い光景に違和感と悲しみを感じるのです・・。
今でも山ほどの悲しみのスイッチが入りそうになりながら暮らしています。
でも、悲しみ尽くせばいいんですって。
その感情を味わい尽くせばいいんですって。
そこから自然と前に向いていけるって。
頑張りすぎないで自然体で行けばいいんやね。
それから。
ひとりひとりの大切な命。
「ダメな子なんて、ひとりもいません。 生まれてきてダメな命なんて ひとっつもありません。 みんな、みんな、大切な『まる』の命なんです。」
なんて力強くて 安心できる言葉。
堪えていたけれど、涙が出ました。
世界中の子ども達に伝えたい言葉。
きっと自信を持って生きていける、子どもだけでなく、お父さん、お母さんだって。
こんな、こんともちゃんの想い、 率直で飾り気のない言葉が笑顔と共にストーンと入ってきました。
こんともちゃんは、人の言葉を温かく受けとめられるひと。
そして、人へは思いやりでいっぱいの言葉をかけてくださるひと。
私達にとっては このような講演に足を運びお話しを聴くことは 勇気が要って 生傷に触れなければいけないような事です。
とは言え、同じ境遇のこんともちゃんがどんな風に感じ、想い、生きておられるか 今日はこんともちゃんの魂のこもった言葉とお話しを聴かせていただけて本当によかったです。
共感し、また認めてもらえること、それでいいんだよ、と言ってもらえることでまた前を向けるのだと思いました。
しんどくても ちょっとだけ勇気を出して動いてみると そこから繋がったり開けていくことがあるんだと、今さらながらに感じることが出来て、本当に今日は出かけてよかったです♪
こんともちゃん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。
帰りに とてもおおらかな伊吹山を目にして感動しました。
おおらかで、あったかいこんともちゃんも これを眺めながらパワーをもらってるのかなぁ~・・なんてふと思いました(^^)