へんこつ日誌

Oral_Top_Anchor
トップ «前の日記(2001年11月05日(月)) 最新 次の日記(2001年11月07日(水))»
RSS feed


ここから本文

2001年11月06日(火) [長年日記]

§1 おみさんと交代でナルちゃんの付き添いに。

徐々に張り始めてきていたお腹がますます張ってきた。かなり苦しそうである。術後で腸の動きが悪いためガスが下の方で出ていかないのである。一旦外気に触れた内蔵はしばらくマヒが残るようで、それが収まるまでは辛いらしい。その上ナルちゃんは呑気症とでもいうのか、空気を飲み込んでしまうのでたちが悪い。

お腹がどんどん張ってきて、行き場が無くなりおう吐することになる。褐色で細かい泡状のおう吐がしばらく続いた。マーゲンチューブで出来るだけお腹に溜まった空気を抜いてやる。一緒に褐色の内容物も出てくるの。あまり苦しそうなのと、おう吐物の色が気になるのでナースコール。外科医が見に来てくれた。

褐色の内容物は腸内の物らしい。明らかに腸の動きが悪いことを証明していることになる。しばらく泣いた後疲れて眠ってしまった。落ち着いたのは10時頃だった。おみさんに落ち着いたとメールを打って就寝となる。が、そうは問屋が降ろしてはくれなかった。

再び泣き出したのが、気付いてみると11時だった。背中や下腹腰などをさすりながらマーゲンチューブから引いてやる作業が続く。 

2001/11/07 何回かそんなことの繰り返しをしていると、今朝方6時頃一声大きく泣いたかと思ったら大きなおならを3連発、なんだかホッとした。

お腹の張りも少しだけ引いて下腹が柔らかくなった。7時半頃外科の執刀医が来てくれておならが出たことを報告した。徐々に動いてきているのですね。もう少し様子を見ましょうとのことでした。

そういえばおならが出た後まったくおう吐しなくなった。腸が動いて内容物が下がってきている証拠である。マーゲンチューブから出てくる内容物の色も褐色から薄い緑色に変わってきている。この薄い緑色は胃の内容物の色である。徐々に快方に向かっている証とも言えるので一歩前進である。

昼前頃からまたお腹が張り始め少しおう吐するようになったが、色は薄い緑色、マーゲンチューブからの引けが悪い、病棟の主治医がマーゲンチューブの位置を色々変えてみてくれたら簡単に抜ける位置がある。少し自由に動くように付け方を変えて貰った。

おみさんが来る少し前、午後2時半頃だっただろうか、少し泣き出し苦しそうな表情の後おならが連発で出た。我が娘ながら天晴れなおならであった。お腹がずいぶん柔らかくなった。この調子で頑張ってほしい。早くだっこしてやりたいがまだ動かせない。もう少しの辛抱だよナルちゃん。

ハルちゃんが急遽寄宿舎にはいることになり、交代して返った後、おみさんが用意してくれていた荷物を寄宿舎に届けた。初日から里心が付いては困るのでハルちゃんとは顔を合わせずに帰ってきた。ハルちゃんも頑張ってくれている。早く回復していつもの団らんに戻りたい物だ。