2008年02月23日(土) [長年日記]
§1 アクティベーション
最近のソフトウェアはWindowsXPいらい導入されてきたプロダクト認証(アクティベーション)という操作をするのが当たり前になってきました。違法コピーを無くそうと始められたそうですが、ユーザーにとってはあまり良いことは無いようです。特に自作ユーザーには本当に邪魔くさいことになってますね。普通に使っているときには特に気にはならないのですが、再インストールしようとしたときなどにいろいろ面倒が起こるようです。
メーカー製のパソコンの場合はBIOSにメーカー情報が埋め込んであって、添付されているリカバリディスクなどにはその情報を確認するアプリが入っているようです。そこで一致すればプロダクト認証をスキップしてくれるというものだそうです。したがってプロダクトキーの入力などが不要になるわけですね。メーカー製のパソコンを使っている人は新しいOSにバージョンアップするときはそのメーカーが出しているアップグレードパッケージを買うのが正解みたいですね。なんの問題もなくインストールできるでしょう。
で、悩むのが自作派やショップブランドを買っている人ですが、この辺りもいろいろツールが出ているようですし、面倒な認証を回避できる方法をマイクロソフトが発表しているものもあります。また、色んなツールが出ていて、認証がうまく行かないときに手助けをしてくれるものもあります。使い方を誤ると違法コピーになってしまうので注意が必要ですけどね。
ところで最近マイクロソフトがWindowsの情報開示に踏み切るというニュースが流れました。いわゆる内部の記述情報を公開するという事だそうです。そうなると互換OSが幅をきかせるようになると言うことも考えられるわけですから、アクティベーションの意味が無くなってしまいます。ヨーロッパで多額の罰金を支払わされたり、Linuxなどの追い上げなどもあっていろいろ考えを変えたと言うことでしょうか。IBMがPCの情報を公開したのが今の互換機の市場支配を生み出したわけですから、それに乗っかって儲けには知って還元を忘れていたマイクロソフトがやっと気付いたと言えるのかも知れません。こうなってくるとアップルが凋落していくのではないかとちょっと心配ですね。