2014年07月28日(月) [長年日記]
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§1 一日がかりで漏水修理
朝出勤すると、「漏水修理に行ってあげて」と、数ヶ月前に僕が修理したお家でまた水が漏れ出した。漏れている箇所は不明というやつ。なかなか発見が難しい。
前回もなかなか見つからないので配管をいくつかに切り分けて絞り込んでいくという手法をとった。そして疑わしい場所を徐々に狭めていったら漏水箇所が発見出来たのだが、この辺の土地は、1960年頃に名神高速道路の工事で天王山トンネルを掘削した土で埋め立てられている。元々は田んぼだったところだ。
天王山トンネルは軟岩というか、少し柔らかい岩で出来ていたから、出てくる土はその岩を砕いたような水はけのよい土で埋められている。そのせいもあって水道が漏水していても、そのほとんどが地下に浸透して田んぼだったそうでどこかへ流れていってしまうので、まず、地上に出てこない。これがくせ者である。
前回の修理で切り分けた後が残っていたので、同じところで切り分けたら範囲が絞れたが、実際に水が漏れている箇所を特定するのは時間の無駄なので、その部分の配管を全て取り替えることにした。そして取替がすんだ後漏れが止まっていればそれでよしとする。施主様も納得。
まるまる一日がかりでしたが、無事漏水箇所がなくなって、ずいぶん新しい配管に入れ替わりました。この後は、弱いところがひとつ無くなったので次の弱いところが漏れ出すことになるのですが、それがいつになるかですね。なんだか無責任な感じに聞こえるかも知れませんが、費用対効果でどうするか、なかなか難しいのです。