1998年10月26日(月) [長年日記]
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_ 成ちゃんの脳波検査の日。
検査のためには睡眠剤を飲ませなければならない。これが甘ったるくて飲みにくい。下手をすると吐いてしまう。 憂鬱な気分で病院へ行った。「脳波に来ました〜。お薬お願いします〜」と看護婦さんに言った。 しばらくすると看護婦さんが睡眠剤(シロップ)を持ってきたくれた。 「どうぞ無事に飲めますように」と祈りながら成ちゃんがいつも使っているスプーンを家から持ってきて それで飲ませた。ゆっくり、ゆくっり・・・おっ、いけるいける。 でもやはりキツイ甘さに、参ったらしくぼやきだした。最後は強行で飲ませたが吐くことなく無事に飲んでくれた。
あとはひたすら眠るのを待つだけ。 でも子供は敏感で「何をたくらんでるのや?」とでも言いたそうに、なかなか寝てくれない。 前に寝てくれず、その日はあきらめて帰ったこともあった。そんなときは日を改めて再度チャレンジするのだ。それはごめんだ。 慌てず 落ち着いて根気よく構えた。だんだんと夢の中へ・・・ いざ、頭に電極を着けたのに 少し目を覚ました。「よしよし・・・」と身体をさすってあげるとまた目を閉じた。結果、無事に検査は終了。 検査中、成ちゃんの寝顔を見守っているだけしかする事がなく ぼーっと見つめていると 「成ちゃんは幸せなのかなぁ?」なんていらぬ事を考えてしまった。 こんなにかわいい寝顔のこの子に何とか 幸せになって欲しい、苦しみから解き放ってあげたいと思ってしまった。
病院を出ようとすると 病院の玄関で タージンが 撮影をしていた。買い物かごを下げたおばちゃんの格好をしていた。 おもしろいモンを見ることが出来た。