1998年11月21日(土) [長年日記]
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_ NOBさんが病院から一時帰宅となったので春ちゃんも寄宿舎から帰ってきた。「ただいま〜!」と言いながら家の中に入りホッと一息ついて腰掛けると春ちゃんはあたりをキョロキョロ見回していた。 「あれ?今日はココ?」って言う感じかな? 「春ちゃん、春ちゃんのおうちよ〜。」と声を掛けるが不思議そうな感じでおかしかった。
11月09日から今日までお世話になった、養護学校の寄宿舎・・・ 学校がおやすみの日は帰宅するのだがそれでもこんなに長く親の元を離れたのは初めてだ。最初の週はさすがにテンションが高くなって筋緊張が強くなり少し熱も上がってしまった。 2週目からは寄宿舎の先生方がなんとか春ちゃんがリラックス出来る状況を作ることに専念して下さりお陰で調子良く過ごせた。
離れてみて改めて春ちゃんの力がわかった。たくましくなったと思った。 同時に先生方の愛情こもった対応。感謝!
寄宿舎について今まで考えてみたことは無かったがその重要性がよくわかった。 遠方通学者の為の寄宿舎、加えて緊急時のため、そして自立に向けての教育の為。
いずれはみんな学校を卒業してそれぞれの社会に入っていくのだが 在学中に親元を離れて暮らしてみることは子供にとってはもちろん 親にとっても子供の持つ力を再認識したりこれからの自信にも繋がる。 突然に施設に入所するのは抵抗があるが 学校と廊下続きになっている寄宿舎は 担任と寄宿舎の先生とまた親とも綿密な打ち合わせが出来て 自立へのワンステップを踏む場としては無理や不安が少なく申し分ないと思うのだが・・ でも寄宿舎は今後縮小傾向にある。なんとかみんなの力でくい止めなければ。