1999年01月11日(月) [長年日記]
_ 待ちに待ったNOBさんの胆石手術の日。
朝、8時半頃に病室を出る予定なので それまでに駆けつけたかったがはるなるちゃんの事もあり、病院に着いたのは10時半頃だった。 お兄さんが先に行って NOBさんを手術前室に見送ってくれた。 お兄さんはその後予定があり 私とバトンタッチ。
待つこと、1時間、看護婦さんが「もうそろそろ病棟へ帰ってこられますので」とだけ言われた。 だいたい想像通りの時間だった。 しばらくすると廊下をストレッチャーでカラカラ・・ 「おや、今のはどう見てもNOBさんだ・・」 看護婦さんには「お呼びしますので」と言われたが後をついて回復室の前まで行った。やっぱり気が早すぎて「処置をしますのでもうしばらくお待ち下さい」と言われ、部屋の前でボーっと待っていた。 淡々と事が運んでいるようなのですべて予定通りいったんだなと感じた。 ボーっとしていると主治医から呼ばれ「はい、差し上げます。」と受け取ったのはケースに入った黒くて細かくて想像していたよりずっとたくさんの“いし”だった。 あんなのが体の中に出来るなんて不思議〜。ジャラジャラと小豆みたいな音がする。 切り取った胆のうも見せてもらった。 「あとは 切り取った胆のうに悪い物が無いか検査しておきます。 なるべく早い退院で水曜か木曜になります。」と言われ 「充分、休んでからでイイです。」と言っておいた。 「今日の付き添いは3時頃までしか出来ませんが」と言うと、「大丈夫ですよ、元気なモンです。」だって。それを聞いて一安心。
準備が出来た部屋に行くと点滴、マーゲンチューブ、酸素マスク、血圧計、尿管、見えないけど出血の様子を見るチューブ につながれたNOBさんがいた。 簡単な手術といえどもやっぱり身を切っているんだから大変なことだ。 「ご苦労さん」と声をかけると目を開けて「ご苦労さん」と言ってくれた。 随分麻酔からは覚めている感じだった。 でも「兄貴は何時頃帰った?」と2回聞いたので まだ朦朧としているんだなと思ったが 「明日は火曜日やろ?木曜はこれるか?」と 日にちの感覚がしっかりしているのにはちょっとびっくり。 腰がだるいからと横向きになるときに「なんや、いっぱい付いているんやなぁ」と、初めてチューブにつながれていることに気が付いたようで ちょっとおかしかった。
「デジカメ持ってきたか?」と聞くので持ってきてないと答えると 「いつも持っておけ!」と言うので 「この姿撮って 世界に発信するつもりやったん?」 と聞くと「そーや!」・・・ お見それしました! ウトウトしては少ししゃべった。
やはり傷が痛いので 痛み止めの座薬をしてもらうと治まった。 あとは鼻に通っているチューブがうっとおしくてしきりに「とって欲しい」と言っていた。 全身麻酔のあとは胃が膨満するらしくチューブで減圧すると言うことらしい。まぁ、麻酔の覚めるのも早い様子なので夕方には取れるでしょうとのこと。 痛かったり、うっとおしかったり、看護婦さんの出入りも多く 本人はちょっとイライラ気味。 でもおそらく 短時間で解決していきそうな雰囲気。
とりあえず、手術にこぎつけてハァ〜・・・良かったぁ〜・・・ あとは風邪などひかず順調に傷が治ってくれることを祈る!
ちょっと心を病院に残して 子供達が待つ家へ・・・
みなさんのおかげでここまで来れた。 病院の先生方、学校の先生方、友達、親、兄弟、親戚のみなさん、どうもありがとう!