1999年05月07日(金) [長年日記]
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_ 我が家は病院の小児科の常連さんです。
とにかく子ども達が行くところですから待合いで 走り回ったり 泣いたり だだをこねたり 賑やかです。 それは仕方ないのですが ちょっと困ったなぁと思うのは 待合いの長椅子の上を平気で 靴のままどかどかと歩く子どもがいることです。
つい最近もいました、いました。 お母さんはと言うと知らん顔して本かなんかを読んで、時折子どもの様子をちらりと確認してはまた本を読んでいました。 そのうちその子ども達はイスかから降りて今度は 床の上にべたっと座り込んでしまいました。 それを見たお母さん、なんて言ったかというとー、 「きたないからそこに座るのはやめなさい!」 え?...今、なんて言ったの? 思わずそのお母さんの顔を見ました。そしたら怖い顔で睨まれました。 もう、あきれかえってしまいました。 自分さえ良ければ良いんですね、その方。 イスの上で小さな赤ちゃんが寝ることも しんどい子どもが横になることもあるでしょうに、 そこを汚すのは平気だけど 自分の子どもが汚れるのはイヤ...
「あのお母さんの 親の顔が見たいわ」と 思わずNOBさんに言うと 「あそこにいるやないか」 そう、おばあさんも一緒に来られていたんです。 それなのに 知らん顔...
私たちの小さい頃は 例えば 電車の中で靴を履いたまま窓の方に向いて膝立ちすると すぐさま「靴を脱ぎなさい」と言われたし、靴のままでイスの上を歩くなんてもってのほか。 ゴミだって道にポイ捨てなんて絶対しませんでした。
これは周りから注意すべきなのでしょうね。 でも 離れているところからわざわざ言いに行く勇気もなかったし あのお母さんの顔も怖かったし... 遠慮して正しいことが言えずにいることにも何か胸にイヤなもの残ってしまって 気分の悪い一日でした...