1999年12月24日(金) [長年日記]
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_ 養護学校のある先生から聞いたお話し。
「最近の子はほめてもらうことが少ない...」と。 それはこの先生が普通学校から養護学校へ移ってこられてから 強く感じられたことだそうです。 普通学校の教諭としても、また1人の親としても子供に対して 「もっと上手に、もっとできるように、もっと今以上に、もっと、もっと...」 と、たくさんのことを求め過ぎて、ほめてあげることを忘れがちだったと言われました。 それも愛情のひとつなんでしょうが こどものやる気を引き出してあげるには ほめてあげるのがとても大事なようです。 せっかく子どもが「がんばったぞ。」と思っていても大人が 「それではダメ」とか「まだまだ努力不足」などと言ってしまうと子どもはガックリしてしまって 「どうせやっても...」と言う気持ちにさせてしまうのは良く理解できます。 一言ほめてあげると「よし、この次も頑張ろう!」と言う気持ちが自然と湧いてくるでしょう。 養護学校に移られてからその先生は子ども達のどんな小さな成長も 見逃さずに大喜びできるようになり、一人一人がありのままで良い、 「そのまんまのあなたで良いんだよ。」と思えるようになったと言われました。 一人一人が一生懸命に自分の人生を生きていれば 誰と比べられる必要も無いんですよね。