2000年06月20日(火) [長年日記]
_ ・・・なんでやねん!と思うこと
今日はまずはハルちゃんのクラス懇談会。年間を通しての大まかな行事予定やこのクラスの目指すところなどを担任の先生から聞きました。
この場でクラス編成について私が気になっていたことを伝えました。ハルちゃんのクラスはこの中学部の3年間、担任もクラスのメンバーも大きな変化はなく子ども達もすっかり慣れて 年々いろんな事にチャレンジしたり、体調を維持して過ごしてきました。でも他のクラスの友だちは進級時に先生も友だちも訓練の先生もすっかり変わってしまい、毎日親も子も落ち込んで登校拒否を起こしていると聞きました。いつもいるはずの先生がいなくて元気が出ない、笑わない、嘔吐する...そんな子どもの不調が続いているのだそうです。
ナルちゃんも同じように環境ががらりと変わってしまい、ほぼ一年間体調は今ひとつで 慣れるだけで一年が終わってしまったような年がありました。その時は親である私たちの思いをすべて先生にぶつけました。「おっしゃるとおりです。」と言われ、その後は特にそう言う問題は起こりませんでした。でもまだすべて改善されている訳では無かったのですね。
考え方によれば環境の変化にも対応できる力をも付けなければいけないと思いますがそれは少しづつ積み重ねていけばよいと思うのです。 それよりも養護学校には体調を上手くコントロールできなかったり、思いを訴えることができない、環境の変化に弱いなど、そんな子どもが多い中、その辺の配慮を充分していただきたいのです。でないと 子どもの成長や精神的な安定、学校生活の安全などに問題が出てくると思います。その一年を棒に振ってしまった..と思うことだってあるんです。進級時のクラス編成についてはせめて最低1人は前年に関わっていた先生についていただきたいと思うのです。それは私たちが思っているより遙かに難しい事なのでしょうか?そうは思えないのですが...何よりも子ども達にとって重大な問題だと思うのです。 今日のクラス懇談会ではそんな思いを担任の先生にくみ取っていただきました。
そのあと場所を変えて、10月の中学部の修学旅行について大まかな説明会がありました。そのお話しの中で驚いたのは、車椅子ごと乗り込める、福祉タクシーについてです。 4月の介護保険スタートに伴い首都圏(東京だったかも?)では福祉タクシーは行政の管轄となり、2週間前から予約しないと使えないのだそうです。もともと台数も少ないらしく、修学旅行で利用することはほぼ不可能とのこと。またその他、民間の福祉タクシー等は従来の3倍ほどの値段とか...これでは私たちの修学旅行に限らず、使いたい人が便利に使えないのではないですか。2週間前に予約など、いざというときにはまったく用をなさない。
まだこのあたりでは使いたい時に電話すれば使えるようですが そのうち首都圏並になっていってしまったらどうしよう...と不安です。