2000年07月06日(木) [長年日記]
_ ・・・ちょっとドキドキ!作文発表の日
夏休みには地域の障害のある子ども達と、地域に住む小学生中学生、またその保護者がボランティアとして参加するサマースクールと言うのが毎年開催されます。 同じ地域で暮らす者が一緒に楽しい時間を過ごします。 サマースクールの準備として 参加予定のボラアンティさんが養護学校の見学に来られました。養護学校の様子や 養護学校に通う、大山崎町の子ども達がどんな風に過ごしているかを参観されました。そのあと、私が養護学校に通う子どもの保護者として ボラアンティアさんの前でお話しをさせてもらいました。 お話しと言っても 私の力量では流暢におもしろおかしくできるはずもなく あらかじめ我が家の子ども達の生い立ちと親の気持ちについて作文しておいたものを読ませて頂きました。 ハルちゃんナルちゃんの生い立ち、乗り越えてきたこと、人との出会い、親として感じたこと、これからのこと...そんなことを聞いて頂きました。 読み終えたあとみなさんから感想を頂きました。 「子どもが障害のある子どもさんと初めてあったときにショックを受けていて その様子に親自身もショックを受け、どのように教えていけばよいかわからなかった。」とか「子育てについて悩んでいたが 道が開けたような気がする。」とか「もっとこのような交流を増やして欲しい。子どもの交流の機会も、もっと増やして欲しい。」などの感想を頂きました。 みなさん、それぞれに悩みながら真剣に子育てをされているのがよくわかりました。 それぞれがとても前向きで、世の中にはいろんな人が居て助け合って生きていると言うことを子ども達に教えていきたいと思っておられるようで こんなに子育てに対して真剣なのに 世間にあふれているおぞましい事件や事故はいったいなんで起こるのだろう?と不思議な気がしました。
私の作文は約25分ほどでしたが 聞いてくださったみなさんの感想を聞いていると 知らない人がほとんどではありましたが 距離感は感じませんでした。 みんな頑張っているのは同じ、そんなことが距離をなくしているのでしょう。
たまたま今日は私の子育てをご披露する事となったのですが それぞれに家庭の数だけドラマがあるのだと思います。障害があろうとなかろうと 地域の中で助け合いながら、認め合いながら、垣根は取り払いながら生活できればと願います。 今日はいろいろな意見を聞くとができ良い勉強をさせてもらいました。