2000年12月22日(金) [長年日記]
_ [はるなる] 勉強になりました
養護学校の教師と保護者で討論するシンポジウムがありました。今回で4回目という事ですが、私とNOBさんは今回は初めての参加。というのも、今回パネラーとして頼まれ、5人のパネラーのうちの一人はNOBさんなのであります。テーマは「学校と保護者との連携について」と言うテーマでしたが 堅苦しい規制はなくわりと自由に発言してもかまわないと言うことでした。
学校とうまく連携をとっていくには...と考えるためにはその基盤として必要なのは「信頼」です。今現在、ハルちゃんもナルちゃんも担任の先生方とは良い関係が保たれていると思っています。これも それぞれに3年間ほとんど同じ先生に担任していただいてやっと築き上げることができた関係だと思っています。
でも一時は、学年変わりの時に 体調が悪いにも関わらず、先生は総替わり、クラスメイトも初めての人ばかり、教室も変わり、子どもにとって心のよりどころが一つも残されませんでした。悪かった体調は ずっと悪いまま一年を過ごしました。
さすがに子どもの事を考えてもらっていないと感じた私たちはあんまりではないか、こんな事を繰り返してもらっては困ると訴えました。その成果があってか、その後のクラスは安定した環境となりました。クラスが変わり、担任が変わることが悪いと言うことではなく、大事なことだと考えますが、それには段階や方法があるだろうと言うことです。先生と子ども、先生と保護者が信頼できる関係になるにはある程度の時間が必要です。時間をかけて築き上げた関係になってこそお互いに子どものことを第一に考え、腹を割って話ができるというものです。
他には学校で事故が起こった事なども事例にあげ、これも一つの連携のまずさだろうと言う話も交えながら NOBさんは話をしました。多くの手応えはあったと思います。他にも保護者のお話、教職員のお話を聞きましたが どのお話しもとても勉強になりました。我が子を含めて 養護学校に通う子ども達の教育環境を良くするためには なんとたくさんの事を考えていかなければいけないのでしょう!
話を聞けば聞くほどそう感じました。また パネラー以外でも一人一人がたくさんの思いを抱いています。そんな思いをうち明ける事ができる場がもっと必要だなととも感じました。とても勉強になりました、ホントに...。