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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2001年08月27日(月) [長年日記]

_ 子どもは親が大好き

弁護士の大平光代さんは 中学生の時にいじめを苦に自殺未遂、親にわかってもらえない淋しさから非行、暴力、極道の妻へ..。その後お父様の知人が「甘えるな!」と親身になって大平さんに関わるようになってから 猛勉強をして弁護士への道を切り開いて行かれた方です。「だからあなたも生き抜いて」の本を出されたことでよく知られている方です。今は少年犯罪に関わる事件を担当し少年たちの為に尽くされているとのこと。「徹子の部屋」に前に出られたときはご自身の事を中心にお話しされていましたが なんて凄まじい少女時代だったのだろうと驚き、また人との出会いがきっかけで人生を立て直す努力は並大抵ではなかったようです。人は本気になれば すごいことをやり遂げられるんだと言ういいお手本を示してくださいました。

今回「徹子の部屋」でお話しされたことは「親御さんへのメッセージ」でした。どんなにワルぶっている子どもでも ほんとうは親にかまって欲しい、子どもに『良い子』を求めるということはプレッシャーであると言うこと、親と子は友だちではないと言うこと。最近多い虐待については 「大人になりきれない者が子どもをもつから」と、とても厳しい表情でキッパリと仰いました。この人がどんなに子どもたちのことをわかって、そのために力を尽くされているかはお話しされる表情を見ていると 切ないくらいに伝わってきてこちらまで涙がにじみました。子どもたちはみんな 親が好きで 恋しいのですよね。子どもたちが大好きな親から虐待を受けたり 愛されなかったりすることは 子どもの胸にどんなに深い傷を付けることになるでしょうか。これからの社会を担って行く子どもたち、大人の勝手な産物では困るんです。どの子も愛されてたくましく育っていかなければ。でも、子どもというのは親にとっては 理屈抜きでなにより大切な、愛おしい、宝物であるはずなのにねぇ。「子どもの心」と「親」の事を大平さんからあらためて教えてもらいました...、いつの時代も子どもはお父さんお母さんが大好きだと言うこと...。