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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2002年01月18日(金) [長年日記]

_ 小山明子さんへ

小山明子さんが大島渚監督の病状についてのインタビューに答えておられました。昨年の11月から腹膜炎で入院し手術をしたが傷がふさがらなかったり高熱が続いたりトラブル続きで闘病生活が続いているとのこと。たくさんのチューブに繋がれているので寝返りも自分でできない..とも。...同じだ...。

ナルちゃんとおんなじ。入院時期も容態も、おんなじ。どんなに大変なことか、すごくよくわかる。むずがってもナルちゃんの体の左右に振り分けるように繋がれた8つほどのチューブがあるために 抱きあげることも 抱き起こすことも出来ない。高熱で座薬をしても早速下がらずひたすら氷枕などで体を冷やしては何度も何度も体温を測ります。少しでも下がって楽になっていますようにと祈りながら..。目も当てられるほどの大きな傷口。でも大事なナルちゃんの体なんだからしっかりこの目で見ておかなくちゃ。今どういう状態なのか分かっておかなければと必死でした。

小山明子さんは気丈に冷答えておられましたが その胸の奥のお気持ちまでは全部語られなかったように見えました。なかなか必死で訴えても本当に分かってもらう事って難しいものだと思います。話せば話すほど、うまく伝わらずに真実みがなくなっていくこともあるし。でも私は小山さんのお気持ちがとてもよく分かってできればお手紙を差し上げたいほどでした。お送り先も分からず、実際は出せませんが心から一日も早く大島監督がお元気になられることをお祈りしています。