2002年09月13日(金) [長年日記]
_ こころが響いた日
「ふれあい・心のステーション」という催しが大丸でありました。京都府内の盲、聾、養護学校の生徒達の作品の展示、販売をされるのです。会場に行くと元気な生徒達の「いらっしゃいませー!買ってくだーい!」の声。この場で日頃の生徒達のガンバリが見られるのです。陶器や木工品、織物、縫製品、野菜...などが販売されていて 見ているだけでも楽しい、しかもお安くてどれも欲しくなってしまいます。陶器などは素晴らしい作品が多くて 販売されているある学校の先生に「力作ですねー、売るのがもったいないですよねー。」なんて声をかけてしまったほど。我が校からも織物の販売と作品の展示がされていました。毎年この頃に行われる催しですが 多くの人に生徒達のガンバリを知ってもらえる良い機会だし、また生徒達も社会へとつながる第一歩として良い経験になるでしょう。
もう一つ、大丸で催されていたのは星野富弘さんの花の詩画展でした。事故で手足の自由を失い、その後口に筆をくわえて多くの花の絵や詩を書かれてきました。そのうちの100点が展示されていました。初めて知ったわけでもなく、本も拝見したことがありました。その都度それなりに感動しました。でも今日は目の前で実際に筆を運ばれた いわば生の作品を見るとまた感じ方が断然違いました。ひとつの作品に相対して眺めると星野さんの想いがグイグイと迫ってくる感じ...。星野さんが失われたものは大きいけれどその後に見えてきたものはたくさんあったのですね。ただ優しいだけの絵や詩ではなく強かったり か弱いものだったり、多くの人が忘れていたり失っていたりするもの..。じっと眺めていると場所を忘れて思わずわけもわからず涙しそうになって慌てました。特に心に響いたのは今は亡きお父様の事を書かれた詩、またお母さまのご苦労を察して書かれた詩でした。人は傲慢でなく謙虚でなければいけない、平和を目指さなければいけない..そう思いました。
☆きょうのはっぴぃ☆前から行きたかった栗原はるみさんのカフェ「ゆとりの空間」。今日やっと念願叶いました。ランチはワンプレートに素朴なお総菜が盛り合わされたもの。ちょっとずつが 数種類っていうのがうれしいですね。