2002年12月16日(月) [長年日記]
_ かみしめて思う事
いよいよ明日から短縮授業。子どもたちが学校へ行ってる間に今日は出来るだけの事をしておかねば!とハリキリました。でもこんな時ってあれもこれもって欲張ってさぁ、いったい何から手を付ければいいやら、途方に暮れてしまいます。いっぱいありすぎてー。
まず!クリスマスツリー!きっと春ちゃんも成ちゃんもツリーのチカチカを喜んで見てくれると思うからこれはしておかなくちゃ、っと「クリスマス」とマジックで大きく書かれた箱を出してきてクリスマスグッズを取り出し、飾り付けしました。その箱の中には一年前のクリスマスの時期にいろんな方から成ちゃんへの入院のお見舞や激励にと頂いたカード、手作りの品などがしまってありました。それらをひとつ、ひとつ、取り出し、皆さんから頂いたメッセージを読んだり、可愛いマスコットなどを眺めていると 一年前の成ちゃんの病室の様子が目の前に蘇ってきました。
このカードは成ちゃんのベッドの手すりに貼り付けていた、このお人形は私のベッドの頭の先にある蛍光灯の傘の上に飾っていた、このメッセージはたびたび読んではたたんでバッグにしのばせていた...。たくさんの応援を頂いて 気持を奮い立たせては成ちゃんと一緒に闘いました。厳しい状況の中、皆さんから頂いた応援と、がんばり抜いたその時の成ちゃんを思いだしてしまって涙が出ました。
毎日の暮らしの中に不平不満は次々とわき出るようにありますが 入院中はそんな愚痴など思うヒマもありませんでした。とにかく元気になってお家に帰りたい、それだけ。あの時を思えば今は本当によかったー、と思える日々です。人は愚かで 大事な事さえも時間と共に忘れてしまいます。でも 成ちゃんがどんなにがんばってくれたか、どんなにたくさんの人に応援をしてもらったか、そして今は大事な家族揃ってお家で過ごせていると言う喜び。忘れたらあかん、そう思います。
毎年、この時期に皆さんから頂いた「心」を取り出しては眺めて大事な事をかみしめようと思います。今日の成果は大きかった!