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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2003年06月26日(木) [長年日記]

_ 笑顔いっぱいになぁれ!

春ちゃん、今日と明日と合宿です。学校で一泊するのです。寄宿舎の経験もあるので学校で泊まることにはすっかり親も慣れてさほど心配なこともなく送り出しました。でも最近の不調がまだスッキリしていなくて夜が眠れないことが多いのです。今頃どうしてるんだろう。ちゃんとグッスリ眠れてるかな。ふと気が付くと 学校での合宿はもうこれで最後なんだー。毎日忙しくてそんなことも思えずにいました。何かにつけてもう最後の行事のひとつひとつ、養護学校生活最後のこの日、この時。せっかくだから絶好調で1つ1つを終わらせてあげたいと思っているんだけど、そうもいかないみたい。まぁいいか。春ちゃんのペースで過ごせればいいか。ちょっとでもたくさん春ちゃんの笑顔が見られる「高等部3年」であってほしいと願っています。楽しい合宿になりますように。

今日もいろんなニュースがありました。そういえば少年犯罪のニュースが最近とても多いです。改正少年法で少しは被害者の気持ちもくみ取られるようになってきたのかなと思いますが それでも犯罪者に比べると被害者の人権はまだまだ守られていないのが現実のようです。ニュース

通して また被害者の著書を通してそんな悔しい思いを感じます。

「淳」土師守・新潮文庫神戸連続児童殺傷事件の被害者 土師淳くんの父親が書かれました。親としての悲しみ、少年法の問題、暴力的なマスコミ攻勢..。被害者の権利がないがしろにされていることにより悲壮な思いで暮らしている人々がおられ、また平和に暮らしている誰もがそんな被害者になる可能性を持っています。今までどれだけ同じ思いをしてきた人がいるか。過去の多くの事件を思い起こしてみてもそうだと思います。事件に巻き込まれた苦しみの上に 人が作り出す苦しみにまでおそわれる..苦しい者、弱い者にほんとうに優しい国を目指して もっと被害者の声に耳を傾けることが大事だと思います。

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