2005年02月18日(金) [長年日記]
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_ 静かな時間
母も一緒に作品展を見た後、大山崎山荘美術館で行われている「〜甦る蘭花譜 蘭の館 大山崎山荘展」を見に行きました。実業家 加賀正太郎氏の蘭にかける情熱を蘭花譜から感じることが出来ます。蘭花譜は版画なんですね、花を忠実に再現するためにものすごく細やかな仕事がなされています。
今日は観光客も少なく静かな大山崎山荘でした。見晴らしが良く重厚感のある建物、いつまでもここでボンヤリ、またはゆっくり読書でもして過ごしたい気分でした。 時間が許せばもっと頻繁に訪れたいのですが できれば町民は入館料が半額にでもなればもっと行きやすいのになぁ...願わくばタダで...ってそれは無理かー。
それはそうと、今日は良いモノを見たなぁと思っていたところ、夜、NOBさんがテレビのチャンネルをあちこちに変えていた一瞬、大山崎山荘に似た風景が写ったので「今の、大山崎山荘と違った?戻って。」と言って戻って見るとやはりそうでした。ちょうど大山崎山荘の今回の展示についての番組が始まるところでした。 NHKデジタルハイビジョンにて「失われた蘭の楽園〜京都・版画集「蘭花譜」ものがたり〜」という番組でした。まるで今日の私たちにガイドをしてくれているようであまりにもタイミングが良すぎて気持ち悪いくらいでした。一瞬映った画面を見逃していたらきっとこの番組はみられなかったんだろうし。さっそく母にも電話して盛り上がりました。
それにしても今回の加賀氏の残されたものを見て身近なところから日本のまたは世界の思いも寄らないところとが繋がっているのだと思うと縁とか 「強い想い」が結びつけるものとかのおもしろさを感じました。
IshotDiary で画像が少し見られます。