2012年07月15日(日) [長年日記]
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_ [成ちゃん]あの日のこと
成ちゃんは原因不明の首周りの痛みのために、最近では抱っこをすることができにくくなっていました。 大好きな抱っこはかえって負担になっていました。 でもほんとうは幼い頃から抱っこ大好きで、機嫌が悪くてもほとんどの場合は抱っこすれば治まりました。ひまわり園に入所当時も、たぶん、慣れないことの不安からよく泣いて泣きやまないときはママの出番。私が抱っこすればウソのようにピタッと泣きやんでくれました。「さすが~」などと言われながらママ冥利に尽きる思いでいました。
成ちゃんが旅立ったあの日、もういっぱい抱っこしてもイヤじゃないね、と、抱っこしてベランダに出ました。パパが育ててくれた可愛いお花たちを見せてあげたいと、ずっと思っていたのです。 ナデシコ、ゴデチャ、ビオラ、キキョウ、ヒマワリ・・・たくさんの可愛いお花たち、見えましたか。
お悔やみに駆けつけてくださったみなさん。 小さな声で「抱っこしたらあかんかなぁ・・・」とつぶやかれました。そうね、抱っこしてもらうのは久しぶり、是非抱っこしてやってくださいとお返事しました。 今まで優しく接してきてくださったみなさんに抱っこしていただいて喜んでくれたかな。 やっと、いっぱい抱っこしてあげられたね。
思えば、抱っこしたとき、そして、ピッタリくっついて添い寝したときの成ちゃんの柔らかさ、温かさ、香り・・・どれだけこちらが癒されて支えられて、知らぬ間に助けられてきたか・・・今あらためて実感しています。
いろんな後悔や、やりたくても出来なかったことはたくさんありますが、ほっぺをくっつけたり、鼻どうしくっつけたりしながら「スキスキ!」っていっぱい言葉に出して伝えたつもり。これだけはどうか伝わっていますように。
なるちゃんの訃報を知った時<br>「なんで?どうしてはるちゃんと同じ6月なん?」<br>て思いました。<br>ちょうどその前にいただいたメールに<br>「この季節は思い出して辛い」<br>と書かれていたので、お二人が同じ月に…となるとキツイやろうなぁと。<br>でも、後から思ったんだけど、それはなるちゃんの思いやりだったのかなぁ。<br>もし違う季節だったら、おみさんが辛い季節が増えるもん。<br>なんて事を思ったのでした。<br>またお二人のたくさんの思い出を聞かせてくださいね。
み~ひゃん、ありがとうございます。<br>そう、同じ月に逝ったこと、同じように言ってくださる方がありました。<br>そして、ふたりとも同じ23歳まで生きて、同じように3年ずつ親を独り占めして、同じ6月にいってしまいました。仲良しなんですね。<br>きっとあちらでも仲良くしてくれていることでしょう。<br>ふたりの思い出、聞いてくれますか、うれしいです、ありがとう。