2016年07月28日(木) [長年日記]
_ 相模原事件
お手紙をいただきました。
そこには 今は亡き、春ちゃんの笑顔に励まされ、成ちゃんの深い瞳の輝きに感動を受け、かけがえのない思い出をたくさんもらってありがとう、とありました。
そして、過去のことではなく、これからも春ちゃんと成ちゃんと共に生きていきます・・と。
なんと、春ちゃんと成ちゃんに届けるためのピアノ曲を練習し始められたそうです。
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春ちゃんが亡くなってからだったか、知らない方からメールをいただきました。
わが家のホームページから送って下さっていました。
そこには春ちゃん成ちゃんとは 実習先で出会いました、とありました。
そこでの出逢いから 福祉の道に進みたいと思い、その道の仕事に着きました、とのことでした。
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またある人は 春ちゃん成ちゃんに出会って、医者になりたい、または看護師になりたい、と勉強をされた方もありました。
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なんでもない日常の中で 春ちゃん成ちゃんの笑顔から元気をもらいました、とよく声をかけていだたきました。
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お世話になったお医者様からは 娘さんのことは忘れません、と言っていただきました。
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なにより、私たち親にとっては、かけがえのない愛しい娘たち。
いてくれるだけで嬉しく幸せでした。
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重度の障がいがあってなにもできないように見えているかもしれないけれど、本当はその命を精一杯輝かしてくれることがなにより素晴らしいことなのです。
なにもできない人とか、生きているだけの人なんていないですね。
必ず その命は まわりの人を元気付けたり、気づきをくれたり、 社会の一員としてしっかり位置付いています。
たとえ大きくなくても 誰もが民主主義社会のひとつの歯車となっているはずです。
だから障がいがあろうがなかろうが 自信を持って生きていきましょうね!
今回の事件で彼が起こしたこと、放った言葉(障害者は生きていても仕方ない)で、たくさんの人が心傷ついておられてやるせない気持ちでいっぱいです・・。