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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


1999年02月25日(木) [長年日記]

_ 春ちゃんが本来、通うはずの中学校の障害児学級との交流会があった。 春ちゃんの他、養護学校に通う2人のお友達と 養護学校の3人の先生とで中学校へ。 保護者は私だけが参加した。 中学校の障級は生徒3人と先生1人。 障級と言っても どの子もどういうハンディが有るのかは接していてもわからない。 普通学級ではお勉強にちょっとついていきにくいと言った感じなのか。

交流会の内容は ご挨拶の後、ゲーム3種、焼きそば作りだった。 ゲームは、養護学校の生徒は身体障害の子が2人いるのでどんな風にするのかなと 思っていたら 障級の生徒が優しくリードしながら楽しませてくれた。 おじゃみや、ひもなどを利用した簡単なゲームだったが 春ちゃんもニコニコしていたし、 障級の生徒は自分が楽しみながら 春ちゃん達も楽しめるように気を配ってくれた。 ゲームの後は みんなで焼きそば作り。 みんなお家でお母さんにしごかれているらしく とっても段取りよく焼きそばを作り始めた。 男の子だってたいしたものだ。 春ちゃんも袋に入った焼きそばの麺をぐしゃぐしゃとほぐしたり 切った野菜をフライパンにパサッパサッと落としたりした。 ホットプレートを3つ使ったのでブレーカーが落ちてしまったり トラブルはあったが私も生徒達に混ぜてもらって中学時代を思い出しながら(^^; 楽しく過ごした。

ここ数年の間に始まった 養護学校と私たちの地域学校との交流会だが これは必要なことだろう。 本当は春ちゃんだって地域の学校に通えることが筋だと思うが いろいろな事情で離れた養護学校へ通っている。 事情というのは ホントのところは行政の事情なのだと私は思う。 障害の重い子を普通学校に受け入れる環境が整える事ができていないと言う事情。 これはなかなか難しい事だとは思うが 障害の重い子も地域の学校へ通うことが本来のあり方なのだと言うことを 誰もが忘れないで欲しい。