2001年12月28日(金) [長年日記]
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_ [成ちゃん] それぞれに出来ることを
21日に腹空内穿刺術により腹水を抜いてから熱は37°台に落ち着き、高熱は出なくなりました。熱のために抜きたいのに抜けなかったドレーンが今日やっと一つ抜けました!最後には抜きべきドレーンは全部で6本、そのうちの1本がやっと抜けたのです。(胃ろうは出来れば残すつもりです。)これはもう、すごい進歩です。これから毎日ちょっとずつでも前進するはずです。もうこんなにうれしいことはありません。気持ははやりますが、決して焦らず慌てず、着実に歩んでいきたいと思います。油断は禁物ですからね。
今日の私のセーターは淡くて優しいピンクです。ナルちゃんの痛い想いや不安な想いを少しでも和らげることが出来るようにと、出来るだけ明るい色を身につけようと思っています。でも私の乏しいワードローブにはそう言う色は少ないのですよね..。
でもきっとこういう事って大事なんじゃないかな..?暗い色より明るい色。そして否定的な言葉より肯定的な言葉、暗い表情より明るい表情。介護する人や付き添う人のそんなちょっとした心がけで患者も気分が違うでしょう。気分が明るいと免疫機能だって絶対に良いはず。治療は医者が、そして私が出来る事ってきっとそういうことなんでしょうね。でもまた私のような立場の人を支える人も必要ですね。それは家族だったり、友だちだったり。そしてまたケースワーカーのような人なのかな。ここの病院はケースワーカーってあるのかどうかは知らないのですが結構重要なのかも..。
病気は本人のガンバリはもとより、周りのそれぞれが それぞれの役割を充分に果たすことによってより早く、より確実に回復へと向かうのだとしみじみ感じます。