2002年12月24日(火) [長年日記]
_ ドラマ ごきげんいかが?テディベア
昨日、毎日放送のテレビドラマ「ごきげんいかが?テディベア」を見ました。未知やすえさんとか 花子ちゃんとかが出演されていたのですが お笑いではなくとてもとてもシビアなドラマ...他には大杉連さん。ドラマと言うよりもドキュメントかと思うほどのシビアさ。今までに見た事のないような番組でとても興味をひかれました。一言で言うと、臓器移植とそれによって起こる心の問題をドラマにしたもの。臓器を提供する側とと臓器移植を受ける側とは連絡を取り合う事は許されていませんが コーディネーターによってその後の様子を知る事はできるようです。提供者側にとって 今は亡き大事な人の体の一部を持った人がこの世に存在するとわっていると その人はどんな人だろう?どこに住んでいるのだろう?「会いたい!」と言う気持を抱いてしまうのは当然の事だと思います。その人に会う事によって亡き人の臓器がそこで息づいている、そしてまるで亡き人に会う事が出来たような気持になるのでしょう。...ここまで書きながら私も涙ぐんでしまっています。それほど提供者側の心情は複雑なのです、きっと。でも現実に提供者はこの世にはいな
のです。その現実を受け入れなければいけない家族..。臓器提供の裏には 残された家族のそう言った心の問題が残っているのだと、ドラマの最後にコメントがありました。そう言う事があるんですねー。今まで私が推し量れなかった心の問題。切ない「人」としての心をどうやって癒していけばいいのか..?ドラマはそんな事を教えてくれました。そんな事があるっていうこと、多くの人が知っていたいですよね。「ごきげんいかが?テディベア」は毎日放送開局50周年記念ドラマスペシャルで2001年度 文化庁芸術祭テレビ部門 優秀賞受賞作なあのだそうです。もう一度見たいドラマ..。