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春ちゃん成ちゃんへの手紙
~ママの日々~


2013年04月20日(土) [長年日記]

_ [はるなる]嬉しいお客様

かれこれ、10年近くお世話になったヘルパーさん。

突然に成ちゃんが天国に逝ってしまったものだから、前日まで来て下さっていたヘルパーさんとは、パタリとお会いすることがなくなってしまっていました。

とてもとてもお世話になったので、きちんとご挨拶が出来ていなかったことがずっと気になっていて、一周忌が過ぎたらご挨拶の機会を作ろうと思っていました。

そしたら、NOBさんが家の近くでバッタリ出会ったとのことで、「どうぞ、どうぞ、行ってやって下さい。」と声をかけてくれて、ヘルパーさんが訪問して下さいました。

ほんとに成ちゃんのことは急だったので、気にしていてくださったとのこと、ヘルパーさんご自身がどうも体調が悪かったのは、わが家に来られなくなったから・・なのだそうです。

そう言えば、年令があまり変わらなくて、いろんなお話しを楽しくさせていただいていました。

いつの間にか気の置けない関係になっていて、慌ただしい決まった時間の中で家事のこと、子育てのこと、など楽しくお話しが盛り上がったことがしばしばありました。

いつしかヘルパーさんもわが家に来て下さることが、癒しの時間になっていたのだと言ってくださいました。

春ちゃんのこと、成ちゃんのこと、ふたりにまつわる事もよく憶えていて下さいました。

いつも、いつも、どうされているだろう?と思っていてくださったそうです。

うれしいやら、申し訳ないやら、感謝の思いやら、いろんな思いが混じり合ってジーンとしました。

でもこうやってまたお会いすることができて、安心していただけたようなので、本当によかったです。

いつもお話しが弾んだときには、体に気をつけて、出来ることをやっていこうね、と、とても前向きな話にたどりついていました。

またこれからもぜひ、プライベートでお話しできる時間がとれたらいいなと思っています。

大事なつながりです。ありがとうございます。

_ [はるなる]春ですね

チューリップ

ぼたん桜が目に付くようになり、山や、町の緑が鮮やかに見えるようになってきました。

華やかな春の空気があふれてきました。

でも、いつもなんとなく、春の華やかさについていけないような息苦しさを感じる季節でもあります。

今年は特に・・です。

新しい季節がめぐるたび、新しい月を迎えるたび、それはふたりともがいなくなって過ごす初めての季節であり、月・・です。
去年の今ごろはどうやって過ごしていたか、去年のこの季節は成ちゃんがいてくれた・・とついつい考えてしまい、息苦しいです。

夫婦二人だけの生活になってしまったけれど、楽しい時間もたくさん過ごさせていただきました。

でもこの思いはいつまで経っても変わらないのかもしれません。
何をしていてもずっと変わらないのかもしれません。
最近は特にお世話になっていた医大のそばを通ると苦しい思いになります。
建物が目にはいると、いろんな出来事が次々と思い出されます。
夜にそばを通ると、今夜もたくさんの入院患者さんが長い夜を過ごされるんだと想像すると泣けてきます。
長い入院がどんなに辛いかも、身に滲みて分かっていますから。
特に小児科のお子さんのことを思うと、いじらしく、せつなくなります。
早く元気になって、退院できますようにと口先だけなく、心の底から祈ります。

いろんな想いの波に飲み込まれそうな春です。
春が過ぎたら成ちゃんの一周忌。
納骨をすると、また新たな淋しさに襲われそうで怖い気がします。