2019年01月19日(土) [長年日記]
_ [ライブ]林ともこさん 講演会 (彦根市青少年健全育成フォーラム)
彦根市青少年健全育成フォーラムでのこんともちゃん(林ともこさん)の講演を聴きました。
こんともちゃんの講演会を聴くのは4回目。
何回聴いても惹きつけられるこんともちゃんのお話し。
こんともちゃんの娘さんのあ~ちゃんのお話しを聴くことで我が子のことと想いが重なって私の娘たちに会えるような気がする・・だから余計にこんともちゃんの講演に惹かれるのかもしれません。
でも、命のこと、生きることがテーマなので、どんな立場の人が聴いても、それぞれの胸に染みいるお話しだと思います。
こんともちゃんの優しさは いつも人の想いに寄り添おうとすること、思いやりとは想像力であると言うこと、人のすべてを知らないのに批判する権利はないなぁと思う・・って。
毎回いろんな言葉が沁みるのですが、今日、私の心に残ったのは、こんともちゃんが我が子に関わる大切な日をうっかり忘れていた時の罪悪感に落ち込んだことがあるけれど、「それはそれだけの時間が積み重なったと言うこと、ただそれだけのことなんだ」、とお話しされました。
私にも全く同じ想いを抱くことが時々あって、うっかり忘れるなんて愛情が薄れてしまったのだろうかと悲しくなったことがありました。 でも、このこんともちゃんのお話しを聴いて、すべてがクリアになったわけではないけれど、そうなんだ、時間が経ち、それだけの時間を私はさらに生きてきていると言うことなんだと、私なりに少し理解しました。
こんともちゃんも同じ事を感じていたんだね。 それだけでもなんだかホッとしました。
そして障害のあるあ~ちゃんの事を第三者の人から「可愛そうに・・」と言われたことが悲しかったのだけれど、その言葉の真意は「がんばりや、応援してるよ」なんだと思えるようになったとのこと。
私も病院の待合いで全く知らないおばさんに話しかけられて、私の娘の障害のことを話すと「可愛そうに」と言われ「可愛そうなんかじゃない!」と悔しい想いをした事があったのですが、よくよくそのおばさんのお話しを聴くと「私の孫も障害があってね・・」とお話しして下さいました。
きっとそのおばさんの言葉の向こうには「がんばってね」って言う想いを込めて下さってるんだと思えたことがありました。
言葉というものは、こんともちゃんの言うように自分への言葉には鈍感に、人への言葉には敏感でいたいなと思いました。
あ~ちゃんとの暮らし、そして別れ・・その中で家族で共に暮らせることの当たり前のようだけれど当たり前でないこの幸せ、そして、あったかい体で大切な人が生きてくれる事が最大の幸せであると言うこと。
私も心からそう感じてきたし、そう思って暮らしているつもりです。
辛くて悲しくてしんどい気持ち=「グリーフ」は一旦マイナスの気持ちを味わい尽くすこと、目一杯感じることで、次へ繋げられると言うこと。
いっぱい泣きつくすことで、また次へと向かうことができる・・。
今日もたくさんのお話しをありがとう。
お話しの内容、こんともちゃんがステキな人であると言うことをここでは書き尽くせないけれど、あ~ちゃんから受け取った大切なメッセージを今日もしっかり届けて下さってありがとう、改めて心にしっかり留めておきます。
そして、時折ふとあ~ちゃんへの想いがあふれ出そうになるこんともちゃんを私は感じました。
そんなこんともちゃんを私なりに心で抱きしめるように聴きましたよ。
今日も本当にありがとう。